月刊インプション ~4月号~

UPDATE: STAFF:ふじこ
月刊インプション ~4月号~

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Monthly Catalog - April

花より団子-花を見るという風流よりも、団子を食べる実利をとること。外観よりも実質を重んじることのたとえ。 とはいえ今年は、花も団子もお預けという方も多いかもしれません。レジャーシートを広げてゆったりと楽しむことはできませんが、桜を見るだけでなんだか嬉しくなったりして。やっぱり日本人なんだなぁと実感する今日この頃です。 というわけで、少しだけお花見の気分を味わってきました。といっても、祖師ヶ谷大蔵店までの駅からの道のりにある公園に咲いた桜を“ ウォーキング花見 ”。青空に映える桜の花が美しかったのでパシャリと撮ってみました。 早くも満開のようです! 季節は、春。いろいろなことが一新して、心躍る季節。 インプションにもたくさんのアイテムが咲き誇りました。お花見ならぬ“ お家具見 ”を楽しんでもらえたら…な月刊インプション4月号!どうぞご覧下さいませ。 ※既に販売済の商品も含まれます。予めご承知おき下さいませ。 [toc]

垂涎のフィン・ユール

北欧のデザイナーの中でも、特別なひとFinn Juhl(フィン・ユール)。彼の生み出した家具は、それまでに前例をみない構造や造形が用いられていました。 その独特な緊張感をも纏った家具は、まるで彫刻作品のような佇まい。そんな必見のアイテムが2点同時に入荷するなんて、そうそうありません!

FJ-02 2シーターソファ - Finn Juhl|フィン・ユール

フレームから浮き上がるようなシートの斬新なデザイン。国内ブランドKITANI(キタニ)による復刻生産品です。この流線美と至極の座り心地を味わえるのは、きっと今だけ!です。

Eye Table - Finn Juhl|フィン・ユール

美しい造形に、漏れるため息。フィン・ユールの作品には、多くを説明する必要はないのかもしれません。というより、簡単に言葉にはできないその魅力。実際に感じて頂きたい、と切に思うのです。

ソファとテーブルの贅沢なコンビネーション!

使われる芸術品、Knoll(ノル・ノール)の家具

「Knoll(ノル・ノール)の歴史は、近代デザイン運動の歴史そのものでもある。」 “ Modern Always ”の精神とともに時代の最先端をいくさまざまなデザイナーとともに歩み築いてきたノルのモダンファニチャー。その一部がインプションに入荷しました。

マンダリンチェア - ettore sottsass|エットーレ・ソットサス

イタリアンデザインの“ カラフルでポップ ”なほうの代表的存在とも評される、ettore sottsass(エットーレ・ソットサス)。ポストモダンな鮮やかで刺激的なカラーリングのmandarin chair(マンダリンチェア)はインプション初入荷アイテムでした。

バスチアーノ 3人掛けソファ & オットマン - Tobia Scarpa|トビア・スカルパ

ソットサスとは対照的に落ち着いた印象のソファとオットマン。こちらはFROS(フロス)、Cassina(カッシーナ)、B&B Italia(ビーアンドビー イタリア)などで家具を手掛けた、Tobia Scarpa(トビア・スカルパ)のデザインです。幅広いデザイン性に感じるノルの奥深さ…さすがの一言です。

アルテックが今月も充実のラインナップです!

Artek(アルテック)の家具が今月も目白押し。なんて、嬉しい限りです。そして偶然にも、2人のデザイナーのアイテムが揃い踏み。皆さんは、どちらのデザイナーが好きですか?

Ilmari Tapiovaara|イルマリ・タピオヴァーラ

この椅子の入荷を待ちわびていました!そう、Ilmari Tapiovaara(イルマリ・タピオヴァーラ)デザインの椅子。「pirkka chair|ピルッカチェア」と「Domus Chair|ドムスチェア」の2脚です。それぞれに違う魅力を比べて、感じてみてください。

Alvar Aalto|アルヴァ・アアルト

それから、今月もやってきました!Alvar Aalto(アルヴァ・アアルト)!今月は、ホワイトペイントの「チェア66」とゼブラ柄の「スツール60」さらに「A440 ペンダントライト」まで。かわるがわる訪れる出会いに、感謝です。

両デザイナーのアイテムを組み合わせても素敵!(テーブル90Bと)

今昔を楽しむアーコール

英国を代表する家具メーカー、ercol(アーコール)社。昔ながらのビンテージアイテムを手に入れるか、はたまた現行品を自分の手でビンテージ品へ仕上げていくか…選び方も楽しみ方も人それぞれです! ビンテージ品とも見間違うほどに、丁寧に作り込まれた職人技による現行の家具たち。伝統を継承したデザインはそのままに、耐久性を求めるなら断然「Originals(オリジナルズ)」シリーズがおすすめです。 また、現行では復刻されていないアイテムを手に入れるなら、ビンテージしかありません。が、近年では人気にも拍車がかかって出会える機会が少なくなってきました。 インプションにはどちらも入荷してきていますので、気になるアイテムはどうぞお見逃しなく!

ちょっと一息①

インプションで出会えるレトロなおもちゃたち

これまでにもたくさんのデザイナー家具や名作家具を紹介していますが、インプションでの取り扱いはそんな有名アイテムばかりではありません。 というわけで、番外編!懐かしさ満天のレトロ玩具なんていかがでしょうか?大人も子どももきっと楽しめるはず。

デザイナーで選ぶなら…

Hans.J.Wegner|ハンス・J・ウェグナー

前回の月刊インプション~3月号~で3人掛けだけ揃わなかったGETAMA(ゲタマ)社のソファ。今回はGE290ではなく、「GE236」が登場です。さらに、PP Mobler(PP モブラー)社とCarl Hansen & son(カールハンセン&サン)社よりテーブルが2種類。このバラエティ豊かな集結っぷりは、さすが“ 家具職人 ”といったところでしょうか。

Le Corbusier|ル・コルビジェ

先月に引き続き入荷したLe Corbusier(ル・コルビジェ)デザイン。といっても、こちらはなんとコルビジェだけでなくPierre Jeanneret(ピエール・ジャンヌレ )、 Charlotte Perriand(シャルロット・ペリアン)の共同作品です。「LC10-P」ミニマルデザイン好きにはたまらない逸品!

柳宗理

カラフルに勢ぞろいしたのは、ご存知 柳宗理(やなぎそうり)デザインのKOTOBUKI サイドチェアです。同じデザインでもファブリックのカラーリングで異なるそれぞれの印象。お部屋に迎えるなら、どの色がいいかななんて迷ってしまいます。

George Nelson|ジョージ・ネルソン

ガラス×スチール×ウッドと異素材を組み合わせたディテールにネルソンらしい遊び心を感じるスチールフレームキャビネット。「396 MODERN PALMS」によるリプロダクトアイテムです。とはいえ、細部にわたってここまで忠実に再現されたリプロダクト品は皆無。なかなかお目にかかれない逸品なのです。

ちょっと一息②

インテリアを彩る雑貨たち

家具にこだわるから、雑貨にもこだわる or 雑貨にこだわるから、家具にもこだわる。どちらの理由にしたって、それはもう“ インテリア好き ”の証です。 置く・掛ける・敷く。そう家具の上も壁も床も、お気に入りたちに囲まれた自分のオリジナル空間を作り出すには、小物だって欠かせないアイテムですね! 【置く】

こちらの商品はウェブショップ未掲載です。

【掛ける】

【敷く】

メイドインジャパンを嗜む

Wood you like company|ウッドユウライクカンパニー

愛される無垢の木の家具を作る会社、Wood you like company(ウッドユウライクカンパニー)。受注生産にて作られる家具たちは、木の優しさや温もりをより強く感じることができるものばかりです。長く使い込み味わいを楽しむ方が多いので、中古市場にあまり出回ることがないのもまた事実。次の入荷がありますように。

DWARF|ドワーフ( by MEISTER|マイスター)

目黒通り沿いの伝説のインテリアショップMEISTER(マイスター)を継承したショップDWARF(ドワーフ)。ハイセンスな2人掛けソファ「MS2 Sofa」の登場です。センスがいいってきっとこのこと。このソファがあるだけで、お部屋のクオリティがぐぐんと上がる気がするのは、わたしだけではないはず!です。

KEN OKUYAMA|奥山健

自動車のデザインを主に活躍する日本人工業デザイナー、奥山健(おくやまけん)。どこか橋梁のような建造物をイメージさせるデザインが、彼らしさなのかもしれません。こちらはIDC大塚家具とのタッグにより生まれた逸品。収納が楽しくなりそうです。

世界の国から“ こんにちは ”。

オランダ「Hallo(ハロ)」

先日の店舗一斉コーディネートブログの祖師谷大蔵店でメインを務めたpilastro(ピラストロ)のメタルウォールシステムに、Gispen(ギスペン)社のラウンジチェア「Model 415」といった“ ダッチデザイン ”の波は今月も継続中。オランダの名作にこんなに頻繁に巡り合えるなんて、嬉しい限りです!

ブラジル「Oi! / Olá!(オイ / オラ)」

ブラジルのミッドセンチュリー家具。実はインプションでも、なかなか出会うことがありません。そんな貴重なブラジルのモダン家具は、入荷とほぼ同時に即売に。Sergio Rodrigues(セルジオ・ロドリゲス)を彷彿とさせる美しいデザインをお探しの方!またの機会をお待ちくださいませ。

ノルウェー「God dag(グダーグ)」

北欧デザインは家具だけにとどまりません!ノルウェーよりNorthern Lighting(ノーザン・ライティング )社の照明「Dokka(ドッカ)」が入荷中です。女性のボディのように滑らかな曲線と正確なプロポーションに、ついたあだ名は“ the girl ”なんだそう。まさに洗練された品のあるシルエットが美しいペンダントライトです。

ちょっと一息③

アウトドアにぴったりなアイテムたち

インドアの商品が多いインプションですが、屋外で使えるアイテムもひっそりと入荷しています。山川海といった本格派アウトドアから庭やテラスといったプチアウトドアまで、こだわりのアイテムで楽しんでみてはいかがですか?

最後に、もうひとつだけ

PK22 - Poul Kjærholm|ポール・ケアホルム

今月の目玉アイテムとも呼べる商品がもうひとつ。そう、Fritz Hansen(フリッツハンセン)社より「PK22」がなんと3脚も同時に入荷したんです。もともと取り扱っていたものと合わせて全部で4脚。なんて贅沢な在庫数!今なら、ラタンの優しいしなりを感じる掛け心地を存分に味わっていただけます。

あとがき

花より団子の“ 団子 ”が美味しいのは、周りにきれいな花が咲き誇っているからこそ。 これはたぶん家の中で言えば、ご飯が美味しいのは見た目にも体にもジャストフィットなダイニングテーブルとチェアがあるからこそ。そして、ゆったりくつろぐ時間が楽しいのはお気に入りの家具に囲まれているからこそ。ではないでしょうか? 家の中で過ごすことを余儀なくされて、退屈で窮屈な毎日がまだもう少し続くかもしれません。ついつい下を向いてしまいがちではありますが、ピンチはチャンス?そう、家の中の新しい楽しみ方を見つけるチャンスになり得るのかもしれません。 実店舗でじっくり家具やインテリアを選んでいただけたら、それはもう本望です。が、インプションの“ お家具見 ”はウェブショップブログでも堪能いただけます。少しでも滅入る気持ちを和らげるきっかけにインプションがお役に立てたなら、それこそが本望です。
月刊インプション ~4月号~