Tom Dixon トム・ディクソン ペンダントライト 照明特集 ~異世界へのトリップ

UPDATE: STAFF:ユキナ
Tom Dixon トム・ディクソン ペンダントライト 照明特集 ~異世界へのトリップ

Tom Dixon トム・ディクソン ペンダントライト 照明特集 ~異世界へのトリップ

UPDATE: STAFF:ユキナ

素材選びと加工技術の妙が光る、革新的な照明デザイン

幻想的な輝きや表情、未来感のあるキャッチーなフォルムが人々を惹きつけ、まるで異世界に足を踏み入れたかのような不思議な感覚に陥る照明たち。
イギリスを代表するデザイナーTom Dixon(トム・ディクソン)は、カッペリーニ、ハビタ、アルテックなどの有名メーカーのクリエイティブ・ディレクターなどを歴任したのち、2002年に自身の名を冠したブランドを設立しました。
照明を中心に家具からホームアクセサリー、フレグランスまで幅広く展開するライフスタイルブランド。イギリスのクラシックデザインの影響を受けながら、それらを現代にアップデートした他に類を見ない独創的な作品を生み出し続けています。
革新的で型にはまらないデザインでありながらも、世代を超えて長く愛される理由とは?
まずはこちらの動画をご覧下さい。
[embed width="960" height="540"]https://youtu.be/Rhoemf2U8mY[/embed]
銅、真鍮、鋳鉄、ガラス、プラスチックなどを主材とし、今まで照明器具や家具に用いられることのなかった素材使いや加工方法に次々とチャレンジ。
素材の特性を見極めそれらを活かした独特の作風は、彼のルーツを辿ることで納得させられるでしょう。
トム・ディクソンは、1980年に美術学校を中退した後、アニメーションの仕事やクラブDJなどの経歴を持ち、いわゆる"正当な"デザイン教育を受けてこなかった異色のデザイナーなのです。
バイクの事故をきっかけに独学で金属溶接の技術を学び、"リサイクル"という概念がまだ無かった時代に、街中に捨てられていた廃材を使って思うままにオブジェや家具のような作品を制作。
やがてカッペリーニ社の目に留まり、家具デザイナーとしての大きな一歩を踏み出すことになります。
「ものづくりを愛する趣味人」と自身の著書の中で述べているように、手を動かすことが何よりも好きで、いくつになってもまるで少年のような心を持った彼だからこそ、その情熱が人々に伝わり作品がより魅力的に感じられるのかもしれません。
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Pendant Lights by Tom Dixon

この度そんなトム・ディクソンによる照明作品が多数入荷いたしました!今までにも彼の作品はいくつか入荷していますが、ここまでの点数は今回が初めて。
元々アパレルショップに展示されていたものをお買取りさせて頂いており、中には箱に入った状態で保管されていた未使用品もございます。
同じシリーズやモデルが複数点ございますので、昨年オープンした東京・青山のショップTOM DIXON TOKYOで見られるようなゴージャスな多灯吊りも夢ではありません。

Copper Round Pendant

Copper Round 25 (Black ・Blue・Copper・Bronze) Copper Round 45 (Black・Blue・Copper・Bronze)
宇宙服のヘルメットから着想を得て作られたCopperシリーズ。周りの風景を写すことで自らの存在を消し、「背景に溶け込む照明を作りたい」というコンセプトのもと生まれました。
金属に見えるシェードは、実はプラスチックの一種であるポリカーボネートを使用。真空蒸着技術を応用した特殊なメッキ塗装を施し、美しい鏡面に仕上げています。
同シリーズは既に廃番となっていますが、Roundタイプの後継モデルと思われるMirror Ballシリーズは現在も販売が続く定番プロダクトです。

Copper Tall & Wide Pendant

Copper Tall Copper Wide
そして、こちらは同じCopperシリーズのTallとWide。2005年に初めて発売された同シリーズは、インテリア業界で銅素材が使われる流行の先駆けとなり当時大きな注目を集めました。
トム・ディクソンが照明をデザインする上で重要な課題としていた、"反射と透過"という光による視覚効果への探求心を象徴するシリーズとも言われています。

Fade Pendant

Fade Pendant (Chrome・Gold・Copper)
シェードの下に向かって繊細なグラデーションが表現されているFadeシリーズ。目を引くティアドロップ型のシェードは、電球から放たれる光を集約してスポットライトのような円状の光を映し出します。
艶やかな鏡面の力強さとそれが消えゆく儚さが他のシリーズとは一線を画す特別な空気を纏っています。

Cut Short Pendant

Cut Short Pendant
昼夜で異なる顔を持つ、多面体のシェードが美しい2017年発表のCutシリーズ。
点灯時は万華鏡のような煌めきを放ち、消灯時には磨かれた金属のような質感に変化する不思議なシェード。明暗差によって片面からは鏡に、もう片面からは透けて見えるハーフミラー効果を採用しており、ドイツの技術者と共同開発をすることで継ぎ目の無い美しいプロポーションを実現しています。

Others

Melt PendantBeat Fat Pendant
今回入荷したラインナップ以外にも、トム・ディクソンの代表作としてお馴染みのMeltとBeat Fatシリーズのペンダントライトを取り扱い中。
どれもお部屋のアートピースとして空間を華やかに彩ってくれるものばかりです。

最後に

トム・ディクソンはあるインタビュー記事の中で、自身のデザインについて「Expressive Minimalism(表現力豊かなミニマリズム)」と述べていました。
照明としての機能を持ったものに後から装飾を付け加えるのではなく、機能自体を装飾にするという引き算の考え方。ここに世代を超えて愛され続ける理由が隠されているのではないでしょうか。
彼のものづくりへの思いを知れば知るほど、美しい照明がより美しく見えるような気がします。
豊かな好奇心と探求心を持って唯一無二の作品を作り続ける「休むことを知らないイノベーター」は、これからもどんな作品で私たちを驚かせてくれるのか注目し続けたいと思います。
*各店舗に振り分けて販売しておりますので、商品の在庫状況や詳細につきましては担当店舗に直接お電話下さいませ。
Tom Dixon トム・ディクソン ペンダントライト 照明特集 ~異世界へのトリップ