USM Haller
USM Haller Table ”Charcoal Linoleum”

入荷してもすぐに旅立ってしまう、そんな人気のテーブルがあります。その理由は、洗練されたデザインと優れた実用性によって、オフィスでもリビングでも美しく機能するから。まさに「名作」と呼ぶにふさわしい存在です。

今回ご紹介するのは、スイスのモダン家具ブランド USM（ユーエスエム）のハラーテーブル。シンプルでありながら、時代に左右されない普遍的な美しさと、確かな機能性を兼ね備えた一台です。

そして用賀店に、異なる天板仕様が3種類ございますので、その違いや選び方のポイントを簡単にご紹介いたします。

名作家具USMハラー。3種から選ぶベストな一台

1960年、スイスの建築家フリッツ・ハラーと、工学修士ポール・シェアラーの手によって生み出された「USM Haller（USMハラー）」は、世界中で愛され続けるモジュラーファニチャーの金字塔です。限られたパーツを自由に組み合わせることで、多様なライフスタイルやワークスタイルに対応可能なこのシステムは、半世紀以上にわたり、高い評価を受けてきました。

今回ご紹介するのは、USMハラーの中でもシンプルかつ洗練された佇まいを持つテーブル。ワーキングデスクとしてはもちろん、ダイニングテーブルとしても活躍する万能な一台です。サイズは幅150cm、奥行75cm、高さ74cmと、2〜4人での使用にちょうど良いバランス。

さらに、脚の先端にはアジャスターが備えられており、最大4cmまで高さ調整が可能です。床の傾きや使用する椅子に合わせて微調整できるため、常に快適な姿勢で作業や食事を楽しめます。

天板には、チャコール色のリノリウム素材を採用しています。リノリウムは天然素材から作られたサステナブルな素材で、抗菌性や耐久性に優れ、長時間の使用にも安心です。やわらかな手触りとマットな質感は、光をやさしく受け止め、空間に落ち着きと上品さをもたらします。毎日触れるものだからこそ、素材選びには妥協のないUSMハラーの哲学が感じられます。

なお、最初に述べた様に用賀店には現在、奇跡的に全てグレー系のカラーで素材の異なる在庫がございますので、この機会にあわせてご紹介いたします。

こちらはグラファイトグレーのラミネート天板仕様です。

ラミネート天板の特徴としては、汚れや傷に強く、メンテナンスが非常に容易なため、実用性を重視する方におすすめ。特にオフィスや多目的な使用が想定される空間で高い評価を得ています。

そしてもう一つは、廃盤カラーのミッドグレーMDF天板仕様。

MDF素材ならではの堅牢性と安定性に加え、現在は生産されていない希少なカラーである点が魅力。シンプルながらも個性を求める方に適した一台です。

正直なところ、どれも魅力があり悩ましい選択ですが、だからこそ選ぶ楽しみもひとしおです。個人的には、チャコール色のリノリウム天板はブラックに近い濃いグレーなので、どんな空間にも合わせやすく、使いやすさの面でもとても魅力的に感じました。

構造美とも呼べるシンプルなデザインは、モダンな空間にはもちろん、ナチュラルやインダストリアル系のインテリアにも自然と溶け込みます。

USMハラーのテーブルは、ビジネスシーンでも、日々の暮らしの中でも、永く寄り添ってくれる相棒となることでしょう。高品質な家具をお探しの方に、ぜひおすすめしたい逸品です。