Knoll
420 Side Chair

モダンデザインを象徴する家具ブランド『ノル（Knoll）』。

その歩みは近代デザイン運動の歴史そのものであり、20世紀のデザインに多大な影響を与えてきました。妥協を排して研究を重ね生み出されたプロダクトは、美しさと快適さを兼ね備えた使われる芸術品。どんな空間にもモダンでラグジュアリーな空気をもたらします。

本日は、そんなノルを代表する名作椅子『BERTOIA 420 SIDE CHAIR』が入荷いたしましたので、ご紹介いたします。

軽やかで、機能的で、そしてどこか風情がある佇まい。

このチェアを手がけたのは、ミッドセンチュリーデザインを語るうえで欠かせないデザイナー『ハリー・ベルトイア（Harry Bertoia）』。1952年に生み出された本作は、70年前のデザインとは思えないほど都会的で、今なお色褪せないモダンな佇まいが魅力です。

スチールロッドを組み合わせて構成された立体的な造形は、まさにベルトイアが語る「空気と鋼の彫刻」。存在感がありながらも軽やかで、見る角度によって重なり合うワイヤーが異なる表情を見せてくれます。

個人的に心を掴まれたのは、2本のフレームのみで構成された独特の脚部。

ラインが極限まで削ぎ落とされているため、置いた瞬間に空間の空気がすっと軽く、広く感じられます。ワイヤーチェアの美しいカーブと細い脚のバランスが、空気を含んだような軽やかさを生み出していますよね。

初めて目にすると「細い」「軽い」という印象を受けるかもしれません。私もそうでした。

しかし実際に座ってみると、その印象は一変します。人体の構造に合わせて成形されたスチールシートの曲線が体をやさしく包み込み、金属とは思えない安心感と快適さを与えてくれます。

とはいえワイヤー仕様のみでは、長時間の着座で負担が出やすいもの。

今回はその弱点を補う、全面を覆うレッドカラーのファブリックカバーが付属しています。着座の快適性を高めるだけでなく、ポップでアイコニックな色彩が空間に華やかさを添え、よりモダンな雰囲気を演出します。

軽やかで、機能的で、そしてどこか風情のある佇まい。

420 SIDE CHAIRは、単なる椅子ではなく空間の空気を変えるオブジェとして楽しめる一脚です。

シンプルな空間にも、デザイナーズライクなインテリアにも自然に溶け込み、確かな存在感を発揮する逸品。

自信を持っておすすめできる名作椅子です。是非、ご自宅に取り入れてみてください！！