日田工芸
マキシム アームレスチェア
近年なにかとイジられがちな埼玉県。何を隠そう私の故郷も埼玉県なのですが、確かに地元に人を招いた時にはどこを案内したら良いのか、どう埼玉県をアピールしたら良いのか迷います。…でもほんとに良いところなんですよ??
さて、今回はそんな埼玉で家具製造を行っていた名工房のアイテムのお話。
こんな自慢は家具好き相手にしか出来ませんが、胸を張って紹介いたします!
妥協無しの素材と仕上げ
70年代に活躍した埼玉の家具工房"日田工芸"の作品。
当時は伊勢丹や三越等の名立たる百貨店にて、本物の北欧家具と肩を並べて販売されていたんだとか。
惜しくも既に家具製造の幕を降ろしてしまっている事もあり、その製品はビンテージ市場で高い人気を誇ります。
今回紹介するのはそんな日田工芸の商品の中でも人気の高いシリーズ『マキシム MAXIM』のアームレスチェアです。
素朴でありながらに上品。妥協の無い素材の選択と、熟練した技術による仕上げ。どこにも隙の見当たらないデザインを備えた1脚です。
素材に使われるのは油分をたっぷり含んだチーク材。ビンテージのチーク材の色合いを表す表現として「飴色」なんて言葉が良く使われますが、こちらはその表現が正にぴったり。深く、そして内面から光っているような艶やかな色合いをお楽しみ頂けます。
木肌も非常にきめ細やか。材それだけを見ていたって飽きません。
フレームに関しましてはやや後ろに沿った背もたれ、そして背もたれ上部の逆三角形型が特徴。
そこに贅沢な本革を使用したクッションが合わせられます。背座はやや広めに取られており、ダイニングチェアを兼ねたくつろぎ用のチェアとしてゆっくり腰掛けて頂けます。
これはスタッフから教えてもらった話なのですが、松たか子、高橋一生、松田龍平、満島ひかり等が出演するドラマ「カルテット」でもこの『マキシム』の家具一式が使用されていたそうです。気付けなかったのでもう一回見直してみようと思います。
という事で昨今でも人気の高い日本のビンテージ家具。北欧ビンテージにも引けを取らない品質を誇る"日田工芸"の家具をこの機会にお部屋取り入れてみてはいかがでしょうか?
あと埼玉にもたまには遊びに来てみたらいかがでしょうか?