KITANOSUMAISEKKEISHA
SOFA TABLE
朝晩の日差しは控えめになりつつありますが、日中はまだまだ身体を熱くする季節です。油断せずに水分補給を続けて参りましょう。
今回のご紹介は、まだまだ涼を求める私たちがイメージする涼やかな場所、北日本は北海道からやってきた1台です。
北の住まい設計社。ちまたに多くあるブランド名が一言で言い切れるものが多い中、一文くらいの長さが印象に残るファニチャーブランド。
1985年に北海道の真ん中、旭川は東川に始まった北の住まい設計社は今でも森閑な環境の中家具を丁寧に作っています。
もともとは小学校として使われていた建物を譲り受け、そこで一人の職人がひとつの家具を責任もって作り上げます。
いわゆる「ベンチメイド」と呼ばれるこの方式は効率だけを求めると採用される事はありません。一つ一つ異なる木材を見極め、出来上がりの形を想像しながら組み立ててゆく。
ロゴプレートとは別に用意されたステッカーは、松本民芸家具のサインと同じように使う人を想い仕上げられたことの証左なのです。
今回はブラックチェリーの無垢材によるソファーテーブル。今では取扱いを終了した樹種による貴重な1台です。
さざなみのように静かに波打つ木目は、何よりも静かで上品なテクスチャー。
たっぷりとした天板を眺めるたびに、生き物の温もりを感じてお使い頂けます。
幅は120センチ。名の通りソファに合わせるセンターテーブルとして、リビングから歓待のスペースと、場所を選ばず雰囲気を引き上げてくれます。
年月を経て色づいたブランデーのように、上質な色合い。
是非お手元で感じてみて下さい。