NEW LIGHT POTTERY
Solaris 200
私は北欧、アメリカといった西洋の家具に強く憧れを抱く反面、日本製のプロダクトを見たときに分かる作り込みの良さに、深い信頼を感じています。
今回紹介するアイテムは、日本の静かな職人魂を感じる、「メイドインジャパン」のペンダントライトです。
MADE IN JAPANが灯す光


2015年、照明デザイナー"永富裕之"と"奈良千津"によって設立され、現在奈良県に拠点を置く照明メーカー"ニューライトポタリー NEW LIGHT POTTERY"。
日本各地の熟練の職人たちによる手作りのパーツが奈良に集まり、テストを通過した高品質なアイテムが販売されています。
そのため同社の多くのプロダクトは受注生産品となっている状態。
例えば薄い金属の板をヘラ絞りという繊細な技法で成型したもの、鋳造した金属をあえて削り出したものと、展開されるアイテムは人の感覚を通して生まれるフォルムが魅力的。派手さとは無縁ながら如実に違う、そんな雰囲気を醸し出してくれます。

こちらのアイテムは、そんな同社のペンダントライト "ソラリス Solaris 200"。
一見ガラスと真鍮を組み合わせたシンプルな照明に思われますが、実はクラフトマンシップ溢れる拘り抜かれた逸品です。
取り付けてある電球が、歪んで見えるのがお分かりでしょうか。光源を包むガラスグローブは、職人によるマウスブロー製法によるもの。
この製法の特徴である気泡や、黒点、凹凸などがSolaris 200にも見受けられます。それらは1点ごとに個体差があり、ハンドメイドならではの良さとなっております。


下部に向かうにつれてガラスの厚みが増していくデザインは、まるで内部に水が溜まっている様です。淡い虹色のようなオパールガラスは光源の強さを和らげ、茫洋(ぼうよう)とした、時間を忘れさせるような空間を演出。
ソケットの真鍮もユニークな特性を持つ素材で、経年による酸化、黒点、変色など状態の変化を楽しめます。

これらの一点物感に美しさを感じてしまうのは、名前に理由があるのかもしれません。
アイテム名のソラリスは、ラテン語の「solis」に由来し、それは太陽を意味します。
太陽が唯一無二であるように、黒点や凹凸の個体差も1つ1つが特別であることを意味していると私なりに解釈しました。

ガラスと真鍮という無機質な素材の組み合わせですが、惑星や生命のような、柔らかさ、暖かさを感じるこちらのペンダントライト。
モダンテイストから、ビンテージスタイル、木を多く取り入れたインテリアにも、コンクリート打ち放しのようなクールなインテリアにも。

球状という純粋な形はミニマルにも通じ、幅広く取り入れられる素敵なライティングです。











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