Carl Hansen & son
CH24 Y-Chair
クリント・イーストウッド、ジョエル・ロブション、宮崎駿、カール・ラガーフェルド、ル・コルビジュエ、、、
どんな業界にも、“巨匠”と呼ばれる存在がいます。その道を極め、世界に認められた人物たち。
家具の世界も例外ではなく、数々の名作家具を生み出した“巨匠”たちがいます。
本日は、“椅子の巨匠”とも呼ばれるハンス・J・ウェグナーによる名作をご紹介します。
Y is for Y-Chair
>>この商品の詳細を確認する
デンマークを代表する家具デザイナー、ハンス・J・ウェグナー。弱冠17歳にして木工マスターを取得し、木工職人としてその才能を若いころから発揮していました。
92年の生涯で500作以上の椅子をデザインしたウェグナーは、1950年に初めてデンマークの家具メーカー カール・ハンセン&サン社よりこちらのYチェアを発表。以来、70年以上たった今もなお人々を魅了し続けています。
それではパーツごとに見ていきましょう。
まずはYチェアと呼ばれる所以となったY字型の支柱。鳥の骨にも見えることから、海外では「ウィッシュボーンチェア」とも呼ばれています。
デザイン的観点からも美しいのは言うまでもありませんが、背中を支える支柱をY字型にすることで背骨部分が当たることなく快適に座れるという配慮がなされています。頻繁に家具工場を訪ね、自ら改良点などを常に指示していたというウェグナーの、心遣いが表れています。
アームと背もたれの部分は、蒸気を当てながら木材を曲げていく「曲木加工」で作られており、継ぎ目がなく柔らかなフォルムで体を包み込むような仕上がりに。アームの高さは新聞や読書をするのに丁度いい高さで、背もたれ部もゆっくり寛ぐことができる傾き具合となっています。
後ろ脚の部分は、滑らかな曲線のねじれが特徴。椅子好きなわたしとしては、この部分になんともいえない色気を感じます。背面のYだけでなく、サイドからもYの造形美が見られ、どの角度からもデザインの美しさを楽しむことができるのもYチェアの魅力です。
以上のフレーム部分は「森の女王」と呼ばれるビーチ材を使用。ブラックカラーに仕上げることにより、上品でモダンなスタイルになっています。
座面部分は、ペーパーコードを使用。ペーパーコードとは、樹脂を含ませた紙をひも状にしたもので、クッション性があり耐久性も優れています。職人により丁寧に張られたペーパーコードは、使い込むことで自分の体に馴染んでくれるので、愛着がどんどん湧きそうですね。
サイズは現行販売のない日本仕様でシート高が42cm。
TOKYO RECYCLE imptionでも数多くのYチェアを取り扱ってきましたが、即 SOLD OUTになるほどの人気商品です。探されている方も多いはず。
Yチェアがある部屋、、、想像しただけでワクワクします。この機会をお見逃しなく。