日本モダニズム建築のひとつ、ホテルオークラ別館 の家具をお買取りさせていただきました。

UPDATE: STAFF:アベカワ
日本モダニズム建築のひとつ、ホテルオークラ別館 の家具をお買取りさせていただきました。

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ホテルオークラという建築物

1962年に竣工したホテルオークラ東京 本館。 谷口吉郎ら5人が結集して造られた日本屈指のモダニズム建築は、世界各国数多の人々に惜しまれつつ、2015年に閉館しました。 その本館竣工から11年後の1973年にホテルオークラ東京 別館が竣工。 本館と同じ谷口吉郎ら5人によって建てられた別館も本館ほど有名ではありませんが、日本モダニズムの粋を集めた造りで長年人々に親しまれてきたのです。 しかし2020年、新たにスタートしたジ・オークラ・トーキョーの開業と入れ替わるようにホテルオークラ別館も閉館。 およそ50年の歴史に幕が下り、古き良きジャパンモダニズム建築が姿を消しました。 本館・別館ともに内装インテリアは和とモダンの美しい融合によって独特な空間を形成し、当時の名工や芸術家たちの技術や創作がいたるところに見られました。 天井から下がる照明、通称オークラ・ランタンはことのほか有名で、生まれ変わったジ・オークラ・トーキョーでも現在使われています。 今回、ジ・オークラ・トーキョーの誕生により閉館となったホテルオークラ別館のロビーとカフェ・カメリアにあった家具をお買取りさせていただきました。 どれもオークラ別館をご利用いただいた方は実際に使用された方も少なくないはず。 思い出の品として、また利用はしていなくても憧れの品として、お部屋のインテリアに取り込んでみる!というのはいかがでしょうか。 [toc]

別館ロビーにあったインテリア。

棟方志功氏の作品、鷺畷の棚(さぎなわてのさく)を陶板タイルで表現した壁面が特徴のメインロビー。 その前にはオークラランタンが下がり、眼下にロビーチェアなどが並ぶ美しい空間でした。 こちらにあったロビーチェアとプランターボックス、行灯が入荷しております。 ロビーチェアは高島屋の物で、6色程の糸が編み込まれた複雑な織りの生地が張られ、チーク材のアームレスト、スチール+アクリルの脚といった構成になっています。 スクエアを基調としたボックスタイプのフォルムで、1脚でも複数でも絵になるチェアです。 端角などに傷みは見られますが、元々の造りが良いためまだまだお使いいただける状態です。 チークとステンレス、脚部がスチール+アクリルの組み合わせになっているロングサイズのプランターボックス。 ロビーチェアと同様の脚部構成なのでこちらも高島屋の物と思われます。 チーク材の板張りとリベットが良い雰囲気。 現在では見つからない店舗什器ではないでしょうか。 こちらは1台限り。 こちらは現在のジ・オークラ・トーキョーにも置いてある行灯。 メインロビーの障子上にある組子と同じ模様である”麻の葉模様”の紙が貼られているので、透過したときの陰影がたまりません。 御影石をベースに置いて安定感を強めると共に、高級感もグッと上がる仕様となっています。 2灯式で上部にある組子のような蓋を外して電球交換します。

カフェ・カメリアのインテリア

モーニングビュッフェをはじめ、絶品料理やスイーツが楽しめたカメリアのテーブルとチェアは大量入荷しています。 長方形(小)・正方形・長方形(大)と3サイズのテーブルと、赤・茶・薄茶と3色のチェアがあります。 テーブルはメープル材と思われる天板にブラック塗装のスチール脚。 脚先にアジャスターが付いているので、床面によるガタつきを修正できます。 カフェテーブル、2人用&4人用のダイニングテーブルとしていかがでしょうか。 チェアも合わせれば気分はカフェ・カメリアです。 チェアは背から座にかけてクッション性の高い仕様で、座り心地の良い椅子です。 背もたれの後ろ側には手で引くときに使う把手部が設けられています。

※準備できた物から随時、掲載していきますので日々のチェックをお忘れなく。

日本モダニズム建築のひとつ、ホテルオークラ別館 の家具をお買取りさせていただきました。