SOLAG LYON
Vintage Printer tray cabinet
長い歴史の中で様々なデザインのビンテージ家具があります。
お国柄が色濃く反映された家具もあれば、その時代の職業に特化した家具など。
本日ご紹介するビンテージ家具は、後者のもの。
いつもご紹介するフランスのビンテージ家具とは、少し毛色が違った魅力に溢れていますよ。
物語を紡ぐ家具
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こちらは、フランスのグラフィック・印刷企業である“SOLAG LYON”で使われていたプリンタートレイキャビネットです。
この時代の印刷物は、文字を一文字ずつスタンプで押してから刷るという手間と時間のかかる作業で行っていたそうですよ。
当時キャビネットは、活字のスタンプやプリンタ用紙を収納する為だけではなく、
スタンプを押す作業台としても活用されていたんだとか。
つまり、この天板のヤレた風合いは当時の作業によって出来たものなんですね。なんだか感慨深い。
天板の手前の僅かに黒ずんだ色ムラは、作業の時にそこにインクの付いた手をついていたからなんでしょうか?
なんだか傷も左側に偏っているように見えます。
きっと右利きの人がスタンプを押す時に、左側に道具を置いていたんでしょうね。
うーん。妄想が膨らむ。。。
18杯あるドロワーに備わった“SOLAG LYON”と刻まれたハンドルが可愛らしいですよね。
そのドロワーは、全段約4.3cmと浅めの設計。
これはきっと当時のスタンプに合わせた深さなのでしょう。
こんなに段数は必要なのか?そもそも一段ずつもっと深くしても良いんじゃないか?
なんて考えていましたが、よくよく考えたらアルファベットは大文字と小文字を合わせて58文字。
それも多種多様なフォントがあるんだから、これでも足りないくらいだったのかもしれませんね。
とは言え、当時の用途に特化しすぎて使い勝手はあまりよくないんじゃないの?
何て思った方、安心してください。
底は浅めですが、幅奥行き共に広々しているので小物の仕分けにピッタリですよ!
例えば、生活感の出やすい下着類などを畳んで収納してみたり、自分のコレクションをきれいに並べてしまえちゃいます!
アイウェアや時計、アクセサリー類を取り扱うショップなんかだったら、店舗什器として大活躍してくれるんじゃないでしょうか?
天板までの高さも約102cmと高めな設計。立ったままの作業がしやすい高さとなっております!
当時さながらカウンターワークテーブルとして活躍してくれると思いますよ ♪
さて、“SOLAG LYON”のプリンタートレイキャビネットはいかがだったでしょうか?
ほとんどが私の妄想を披露する回となってしまいましたが、魅力は伝わりましたでしょうか?(笑)
雰囲気も抜群にかっこいい上に使いやすい!インテリアのテイスト作りにもってこいのお洒落なキャビネット。
こんなに雰囲気の良いアイテムは中々入荷しないので、お探しだった方はこの機会をお見逃しなく!