J.L.Moller
Teak Extension DiningTable
シンプルで洗練されたデザインと、無駄の無い機能的な造りは、日々の生活を共にする家具選びで、最も重要な基準の一つなのではないか、と個人的に考えたりします。
その中でもデンマークのビンテージ家具は、デザイン、品質共に高い水準にあることで認知されており、北欧ビンテージにおける全ての魅力が至る所に表れています。
本日はそんな世界中に愛される北欧ビンテージ家具の魅力が詰まった、風合いの美しいチーク材のダイニングテーブルをご紹介させて頂きます。
拘り抜かれたチークの味わい
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1944年創業、デンマークの港町・オーフスの程近くにある緑豊かな街、ホイビィアにて設立した家具工房、”J.L.Mollers J.L.モラー ”社。
70年以上の歴史を持つ同社は、デンマークを代表するデザイナー兼家具職人であった“N.O.Moller ニールス・O・モラー"が創業しました。
デザイナーのニールス・O・モラーは手作業での木工にこだわり続けただけでなく、木材の選定に厳しかったことでも知られており、現代では再現するのも難しいことから、モラーの作品は年々その価値が上がり続けております。

今回ご紹介させて頂くのは、長い年月を経て深みが増したチーク材が美しい、ビンテージのエクステンションダイニングテーブル。
こちらのダイニングテーブルは丸みを帯びた削り出しが随所に施され、優しく温もりのある風合いをお楽しみ頂けます。
脚先につれてテーパードが掛かったレッグが美しく、モラーの作品らしい特徴が表れており、スッキリとした印象に仕上がっています。
又、脚先の黒いキャップが汚れを防ぐ役割を果たししつつ、全体を引き締める良いアクセントになっています。

天板は様々なシーンや環境に柔軟な対応力を見せるエクステンション仕様になっており、下に重なっている天板を引き出すだけで拡張することが可能。
通常時は130cm程の天板で、大人4人が余裕を持ってお座り頂ける広さ、追加天板を広げた状態では、最大236cmと8人程が腰掛けることが出来ます。
天板を広げると、メインの天板と追加天板の木目が繋がっているのがお分かりになりますでしょうか?
まるで一枚の大きな絵を広げたような迫力。モラーの木材に対しての拘りの強さを感じることが出来ます。

北欧家具について改めて考えてみると、金属製やプラスチック製の家具よりも、木製家具の方が多くあることに気が付きます。
天候の悪い日が続くデンマークは、日照時間が短く、特に冬場は午後3時頃には辺りは真っ暗になってしまうそう。
家で過ごす時間が長い北欧では、電球やキャンドルが照らす薄暗い空間の中で、気持ちを穏やかに過ごせる温かみを帯びた木製家具が人気を集めるようです。

同作で使用されている「チーク材」、北欧家具には欠かせない木材であり、家具好きの方はご存知の方が多いと思います。
世界三大銘木の一つに選ばれており、チーク材に含まれる豊富な油分は撥水性と耐虫性に優れ、強靭でしなやかな耐久性と“ゴールデンチークカラー”と呼ばれる美しい色合いから高級家具、豪華客船や高級ヨット等の船舶で古くから重宝されてきました。
ミッドセンチュリー期ではその優れた材質からデザイン家具でも積極的に使用されるようになり、多くの北欧デザイナーを虜にした木材としても知られています。

余計な装飾を加えず、拘り抜いた素材の良さを引き立てる素朴な作りは、北欧家具は勿論、様々なインテリアテイストと馴染み易く、インテリアコーディネートに不安のある方でも安心してお使い頂くことが出来ます。
職人による丁寧な手仕事と、高い木工技術を思わせるディティールの完成度は素晴らしく、使う毎に北欧ビンテージの魅力を再確認させてくれる逸品。
モラーの拘りが詰まった北欧の名作、是非この機会にいかがでしょうか。
