FDB Møbler
arm chair
「家具は人々を幸せにする」という信条のもと、FDBモブラーの初代代表となったボーエ・モーエンセン / Borge Mogensen。ごく普通の庶民が日常使い出来る良質で丈夫な家具を作り、人々の暮らしを豊かにしたいという思いを実現するため、数多くの名作を残した人物です。 今回の主役はそんな彼が残したアイテムの中でも貴重なアイテム。市場でもほとんど見ることの出来ないアームチェアをご紹介です。
近代家具デザインの巨匠が手掛ける繊細でおおらかなデザインチェア。

デンマークのFDBモブラーと言えば5年前の2013年に復刻を果たしたことで、家具好きの間で話題にあがったことでも知られています。1980年代の生産中止から30年ほど経過した今でもファンが多く、絶大な支持を得ている北欧屈指のブランドです。

さて、今回の主役はそんなFDBモブラーが、80年代に生産中止となる前に製造していたビンテージもの。流れるような曲線が美しいスポークバック アームチェアのご紹介です。

デザインを手掛けたボーエ・モーエンセンは、アルネ・ヤコブセンやハンス・J・ウェグナーらと共にデンマークの近代家具デザインにおける代表的な人物として知られるデザイナー。ハンティングチェアやスパニッシュチェア、Jシリーズなど、誰もが目にしたことのある名作を数多くデザインしており、インプションでも彼のデザインしたアイテムを各店で度々ご紹介させて頂いております。

特徴が複数あるこちらのチェア。テーパーしたスポークを匠に取り入れた繊細なシルエットの中に、緩やかな曲線や膨らみを随所に用いることで、おおらかで安心感のある印象も併せ持ちます。

背もたれは上に向かうほど広く、肩全体を抱き込んでくれる身体を預けやすいつくり。両端の跳ねた部分はやや内巻きで、背中にフィット感をプラスしてくれています。座る人を選ばず、身体の大きい方もリラックスできる嬉しいつくりですね。

「へ」の字を描いたアームも肘の出どころに絶妙にフィットする使い手を想ったつくり。先端までが長すぎないことで先を握ることができ、立ち上がりの際も力を入れやすいデザインとなっています。

「 貫/ ぬき 」と呼ばれる脚部を左右でつなぐ部位も「 ハの字 」のデザイン性豊かなつくりに。こちらは現行のJシリーズにはないようで、復刻する前のビンテージならではの部分となっています。

今回は既に販売が完了してしまいご紹介のみのブログとなってしまいましたが、この他にもボーエ・モーエンセンのアイテムはいくつか取り扱わせ頂いております。デザイナーの特徴や背景を知りながらの家具選びも楽しいと思いますのでこちらの商品が気になった方は、この機会にぜひチェックしてみて下さい♪
----------------- SPEC -----------------
Item number: RB05-503
Size: W61 × D61 × H81 (SH42) cm
Price: SOLD OUT
詳しい画像やコンディションは
» ONLINE SHOP のページでご確認いただけます。