Josef Albers
VARIANT:MMA-3
デザインを勉強したかたなら一度は聞いたことがあるぐらい後世に多大なる影響を与え、20世紀のアートとデザインの歴史に大きな足跡を残したバウハウス。
今回の主役、"ジョセフ・アルバース Josef Albers"も、同校で学び、のちに教師としても携わりました。
1933年にナチスによる弾圧を受けて閉鎖するまで、最も長く在籍したメンバーでもあります。
不思議な視覚体験
アルバースは、バウハウス閉鎖したその後渡米し、ブラックマウンテン・カレッジや、イェール大学に勤務。戦後アメリカの重要な芸術家たちの育成に尽力したました。
こちらの作品や、代表的な【正方形讃歌】シリーズは、イェール大学に着任した1950年以降の作品だそう。
長方形や正方形が規則正しく並ぶ抽象画のイメージが強いデザイナーなので、初期からの作品ではなく、それなりに後年期の作品なんだと意外でした!
それまでは、素材の特徴を把握し、自然物を素材した作品や、家具や食器などのプロダクトも手掛けていたみたいです!
こちらは1970年頃の作品で、メトロポリタン美術館の100周年を記念して制作されました。「ヴァリアントVARIANT」というモチーフもまた、【正方形讃歌】に並ぶ非常に人気が高く、象徴的な作品です。
色彩豊かなグリッドと長方形を組み合わせ、対照的な色や同系色を配置することで、ダイナミックで奇抜で催眠術的な形状を生み出しています。
構造の中に実際に色が重なり合っているかのような錯覚になるのが面白い!!
新しい生活を彩るインテリアとして、アート作品を楽しむのはいかがでしょうか~