Louis Poulsen
Flower Pot
ミッドセンチュリーデザイン。
今までにない造形を描いた、デザイン性に富んだ名作が数々生み出されました。
デザインと実用性。
たった二つの両者の共存を実現すべく、多くのデザイナーが試行錯誤の日々を送り挑戦してきました。
優秀なデザイナーが緻密な設計と努力を施し生まれた、血と涙の結晶。
今回入荷したプロダクトは、両者の共存に成功した希少な名作です。
北欧ミッドセンチュリー
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こちらは”ルイスポールセン Louis Poulsen”の 『フラワーポット Flower Pot』。
照明としての機能を果たしながらデザインの優美さを表現し続けるブランドです。
そんな同社の、人々と空間に影響を与える魅力的な雰囲気を作りだすシンプルで美しい名作がフラワーポッド。
手掛けたのは、ヴェルナーパントン Verner Pantonでした。
北欧照明ブランドとミッドセンチュリー期を代表するデザイナーのタッグ。
滑らかな流線形とカラフルな色使いは単にデザイン性が高いのではなく、その美しい造形は自然な灯りをもデザインしています。
向かい合った大小2つの半球体によって構成されたユニークなデザインが特徴のフラワーポット。
シンプルなデザインですが、当時の時代背景を色濃く反映した時代的アイコンとなった照明でもあります。
60年代、ベトナム反戦を訴えた「フラワーパワー運動(武器ではなく花を)」。
自由なデザインで色彩と光を操るヴェルナー・パントンは、サイケデリック全盛の平和を訴えるヒッピーカルチャーと共鳴しました。
彼は平和への想いを自らがデザインした照明に託し、フラワーパワー運動にちなんで命名されたこの『フラワーポット』を世に送り出したのです。
電球を覆うように設計された半球体のシェードは光を間接的に届ける役目を担っており、この仕様が優しくこぼれる光を実現。
さらに、内部の塗装色を変えることにより反射した光を美しく色づけます。
不快にならない自然な光を追求し続けた、近代照明の父ポール・ヘニングセンの考えを自らのデザインを持って体現してみせました。
こちらはビンテージの個体。
現行とは違った魅力を持ちます。
現行ではシェードがスチール製ですが、こちらはホーロー製。
ホーローの素材感や経年による塗装の剥がれなどのやれ感が、独特の風合いを醸し出します。
さらには現行では選べないオレンジカラー。
暖かな優しい灯りが空間を安らぎの空間に誘ってくれるはずです。
この個体の一番のポイント。
オリジナルのオレンジコードを使用しております。
ビンテージ商品の中でも劣化の多い配線コード。
新品に取り換えられていることが多い中、オリジナルのコードを使用した『フラワーポット』は、なかなか手に入りません。
生産当時そのままの希少な逸品。
入手困難なパントンの幻の一品をご堪能くださいませ。
陰影を楽しむ。
夜の長い北欧では”トーンの落ち着いたやわらかな灯り”が求められてきました。
その灯りの優しさは人々を心地良くさせ安らぎの世界へと案内してくれます。
ご自宅に取り入れ光の奥深さを体感してみて下さいね。