FLOS
Aeto Floor Lamp
「目からビーム」といえば、X-MENやウルトラマン、ドラゴンボールなどに出てくる昔からある定番の技ですが、実はアメコミのスーパーマンが始まりなんだそうです。(知らなかった!)
突然気になって調べたのも、今回ご紹介するフロアランプがとてつもない目力の持ち主だったから。正に目からビームが出せそうな・・・
一度見たら忘れない、人を惹き付けるパワーを持ったミステリアスな照明のご紹介です。
目を釘付けにする「目」
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1962年創立のモダン照明のトップブランド" フロス FLOS "より、1988年に発表されたビンテージ「 Aeto 」フロアランプ。
当時主流だった機能主義や合理主義からの脱却を目指す、ポストモダン運動が全盛期を迎えていた頃の時代背景が垣間見える、奇抜なラディカルデザインが特徴的です。
Fabio Lombardoというデザイナーが手掛けているのですが、Aetoシリーズ以外に製品化されたものは少なく、日本でもあまり知られていません。
それもそのはず。同作はかなり凝った造りもあってか、短期間の製造に終わり、国内での流通量が極めて少ないレア品なのです。
ギリシャ語で「鷹」を意味する「Aeto」の名の通り、獲物を狙うような鋭い目を持つガラスシェード。
ガラスの内側に特殊な加工が施されており、点灯していなくても光の反射でレインボーに輝いて見えます。
インパクトあるデザインだけでなく、画像の通り、ヘッドは角度を前方に少しと後方には約45度可動し、光の向きを調節することが出来ます。
普段はアッパーライトとして天井を照らし、お部屋の雰囲気を変えたい時には、角度を変えることでまた違った光の見え方や広がりをお楽しみ頂けそうです。
さらに脚元のスライドレバーを左右に動かすことで調光することもできます。
(※向かって左にスライドさせるとOFF、真ん中に戻すと光量最大、そこから右にスライドさせることで減光できる仕様です。)
ここでお好みの目力に調節できるわけです。
静止している消灯時とは裏腹に、点灯した途端に生気を帯びるような二面性も面白いですね。
どうしてもヘッド部分に目が行きがちですが、ポールは流線形を描き、ベースも独特な山型を形成しているなど、とにかくエッジの立ったフォルムで構成されています。
「目」というモチーフ、メタリックな素材、全てから醸し出される未来感。ワクワクするようなポップさのあるスペースエイジデザインとは違った、引き込まれるようなダークさが良いんです。
ダースベーダーみたいな感じと言ったら分かって頂けるでしょうか。
かなりアバンギェルドなデザインで好みは分かれると思いますが、ビビッとくる方もどこかに必ずいるはず。そしてその方は飛びぬけたセンスを持っていることに間違いありません。
また同じプロダクトが入荷することは考えにくいので、是非お見逃しのないように。
Aetoのあるお部屋、どのようにコーディネートするのか一度見てみたいものです。