driade
de ville Arm Chair
1968年。それは、世界で初めてプラスチック素材による一体成形型の「パントンチェア」が量産化に成功した年。
当時上質な木材を使った北欧家具が好まれていた中、人々が持つ家具に対するイメージを覆したヴェルナー・パントンによる衝撃作です。
そして同じ年、ミラノ南東部の都市ピアチェンツァにて、モダンファニチャーブランド" ドリアデ driade "が設立されました。
私の勝手な想像ではありますが、この2つの出来事には何らかの関係があったのではないかと思うのです。
本日は、そんな家具の世界を広げたプラスチック素材による「de ville(ドーヴィル)」アームチェアをご紹介いたします。
色を持たずして存在感を放つ
>>この商品の詳細を確認する
ドリアデは設立されて以来、新進気鋭のデザイナーやクリエイターたちを起用し、世の中を驚かせるセンスあふれる作品をリリースし続けてきました。
ドーヴィルアームチェアもまた、ポストモダンの伝説的な団体メンフィスに在籍し、鬼才フィリップ・スタルクのアシスタントも務めたという、いかにも個性的なフランス人デザイナー Christophe Pillet(クリストフ・ピエ)がデザインを手掛けています。
作者の出身地フランス・ノルマンディー地方の避暑地から名付けられた「de ville(ドーヴィル)」。
ノルマンディー地方を画像検索すると、青空が一面に広がり、太陽が燦々に降り注ぐ海辺の景色がたくさん見られます。
まるで存在していないかのような無色透明のクリアは、光をたくさん浴びることで存在感や美しさが増していくもの。
彼は故郷のノルマンディーをイメージしながら、そんな光を美しく反射させる形を探ったのかもしれません。
ボディにはポリカーボネート樹脂を使用。ガラスの約250倍もの耐久性があると言われている、大変丈夫な素材です。
光を透過させることで圧迫感を感じず、クリアな見た目が軽やかさを演出します。
一方で、チェアとしての機能はどうでしょう?
ツルっとしていて硬いイメージを持つ方もいると思いますが、そこはご安心ください。
フィット感のあるゆったりとした座り心地にアームの安定感が加わり、アウトドアのみならずダイニングチェアとしても快適にお使い頂けます。
そしてクッションを敷いて頂ければ、デスクワークなど長時間の着座もより安心してお座り頂けそうです。
軽量で移動がしやすい上、水に強くお手入れが簡単な扱いやすさは、ポリカーボネート製ならではのメリット。
お部屋からお部屋への移動、またスタッキング出来ますので、保管にも困りません。
パントンチェアから始まり、ドーヴィルチェア含め今までに数々のデザインが生まれたプラスチックチェアは、まだまだ沢山の可能性を秘めています。
今回同時に不透明のビビッドなレッドカラーも入荷していますが(学大・自由が丘・下北沢店)、経堂店には透明なクリア2脚の取り扱いです。
置く場所や使う環境によって、様々な姿に変化する色を持たない家具。一番魅力的に見えるピッタリの場所を是非見つけてあげてくださいね。
ドリアデ driade ドーヴィル de ville アームチェア ダイニングチェア スタッキング ポリカーボネート製 クリア クリストフ・ピエ A ◎
ドリアデ driade ドーヴィル de ville アームチェア ダイニングチェア スタッキング ポリカーボネート製 クリア クリストフ・ピエ B ◎