Danish Vintage
Cabinet
デンマークで生まれたビンテージキャビネット。
シンプルだからこそ生まれる高級感があり、
『 木 』本来の魅力について、改めて気付かされます。
他の家具とは一味違う、そんな一品をご紹介したいと思います。
愛され続けた希少銘木
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小柄ながらも重厚感を感じるこちらのキャビネット。
華美な装飾は全くなく、特に変わった機能もございません。
それでも尚、惹かれてしまうのは何故なのか。
そこを紐解くには、何の木で出来ているかがキーポイントになりそうです。
使用されている木材は、ローズウッド材。
北欧のビンテージ家具といったらチーク材の家具が連想されますが、
こちらも肩を並べる高級木材。いや、希少度合いでいうと勝るかもしれません。
というのも、ローズウッドは絶滅危惧種の代表格。
乱獲されてしまった事は決して良い事ではありませんが、
それだけ特有の魅力を沢山秘めた木材といえるでしょう。
何といってもこの艶、赤みがかった色味。
そして生命力をひしひしと感じる、力強い縞模様が特徴的。
扉部は左右対称の美しいシンメトリーに。
木が成長するまでに20~30年。その長い年月が杢目から伝わってきます。
他の木材ではなかなか出てこない、オンリーワンな表情です。
優れた耐久性もそのひとつ。
ギターや打楽器といった楽器類にも使用される程、安心の強度を誇ります。
その固さ故に、加工は至難の業。
色んな家具を見ていると稀に『自分でも作れそうかも...?』と良からぬ錯覚を起こしますが、
少なくともこちらのキャビネットは、自分の様な素人では到底生み出せません。
職人の仕上げならではの造りとなっております。
数年前から条約の関係で輸出入が制限され、入手が非常に困難となったローズウッド。
一部緩和されハードルは若干下がりましたが、やはり貴重な木材だという事は変わりません。
おそらく現在ではローズウッドの家具は既に造られておらず、
もはやビンテージ家具でしか見つける事が出来ない程、希少価値が高くなっております。
頑丈な材質ではありますが、永く、大切に使っていきたいですね。
いかがでしたでしょうか?
18世紀から続く、歴史あるローズウッド製の家具。
ルイ14世も愛した最高級の家具。
すぐに手を出せる価格帯ではないかもしれませんが、
間違いなくお部屋の格式を高めてくれる、おススメの一品です。