Skovby
SM23 EX Table
装飾を抑えた木の家具には、形そのものの魅力があります。長方形の天板とスクエアな脚を組み合わせた、すっきりとした佇まいが印象的なこちらの一台。しかし、その魅力は見た目のシンプルさだけではありません。日常の使いやすさを支える、目に見えにくい設計に注目してみましょう。
その内側にある工夫

1933年にデンマークで創業した家具メーカー、Skovby。機能とデザイン、技術の調和を重視する同社の姿勢は、伸長式テーブルの設計にも表れています。SM23もその一例。天板を広げると脚部の構造まで変化する、機能面の工夫が取り入れられています。

通常時の幅は150cm。追加天板によって202cm、254cm、306cmへと伸長が可能。普段の食事にはコンパクトに、家族や友人が集まるときには大きな食卓に。日々の暮らしや集まる人数に合わせて姿を変えられる設計です。
さらに、伸長時には4本の脚が8本に分かれる構造を採用。天板の面積を増やすだけでなく、長くなったテーブルを支える仕組みまで考えられています。


こうした工夫を知ると、家具のデザインに対する見方も変わってきますね。色や形、素材の美しさだけでなく、普段は見えにくい機構も使い勝手を支える大切な要素です。
必要な機能を備えながら、外観はあくまで簡潔にまとめる。複雑な仕組みを主張しすぎず、日常の風景に自然と馴染ませる。そのバランスに、SM23ならではの面白さがあります。

素材にも目を向けてみましょう。オーク材の木目や色合いが生み出す自然な表情は、直線的なフォルムに温かみを添えます。木の豊かな表情と、無駄を削ぎ落とした形との対比も魅力のひとつ。装飾に頼らず、素材と構造そのものを生かしているからこそ、天板の輪郭や脚の佇まいが印象に残ります。使い込まれた木部に現れる風合いも、木製家具ならではの楽しみです。

シンプルな家具は、ただ要素が少ないだけではありません。何を見せ、何を機構の内側に収めるか。その選択にも、設計の考え方が表れます。
Skovby SM23は、落ち着いた外観の中に、暮らしの変化に応える仕組みを備えた一台。木の質感を楽しみながら、その裏側にある技術にも目を向けてみる。
そうすることで、見慣れたダイニングテーブルの新たな魅力が見えてきます。































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