KOTOBUKI
FRP Side Chair special order product
本日は、日本に於ける20世紀のインダストリアルデザインの代表的なデザイナー『柳宗理』による1969年の名作椅子、コトブキ『 サイドチェア 』のご紹介いたします。
大正5年、寿商店という名で銀座数寄屋橋に敷物などの輸入販売をおこなう店を開いたことからコトブキの歴史は始まります。
やがて、敷物に合わせて椅子の販売も開始、本格的な家具販売をおこなうようになります。
以来数々の名作を排出してきたコトブキ社のなかでも特に有名でアイコン的存在にまでなった有名チェアです。
ここでしか出会えない椅子
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1950年代にイームズのシェルチェアが日本にやってきたとき、日本デザイン界のパイオニアの剣持勇がこのシェルチェアをもとに日本でFRP製のチェアを作るという試みを一緒に始めたのがコトブキでした。
スクエアなフォルムと少し長い背もたれが特徴で、広めに作られたシェルでゆったりと腰掛けることができます。
どこか素朴で、他のデザイナーズ家具に比べ派手さがない分、敷居の高さを感じさせないデザイン。
作品に作家性を込めない柳宗理ならではの奇をてらわない馴染みやすさを感じ取れます。
この椅子が置いてあったのは、建築好きなら耳にしたことはあるかなと思われる、香川県の坂出人工土地。
坂出人工土地は1968年に建設が始まり、1986年まで4期に分けて造られた空中都市として知られています。
メタボリズムグループの建築家・大高正夫により建築された香川県の坂出人工土地・坂出市民ホールで利用されていた別注のサイドチェアとなります。
こちらのサイドチェアはその市民ホールで使われていたものです。
こちらは坂出市民ホール別注のモデルの為、シェルカラーが真紅にグレーを混ぜたようなレッドカラーになった他にはない貴重な一脚です。
体に沿うようにカーブを描いたシェルの上にさらにファブリッククッションを敷くことで、より柔らかな座り心地と快適性を実現しています。
また、こちらの色鮮やかなファブリックは当店入荷後に専門業者様にて、ファブリックメーカー「クヴァドラ Kvadrat」社の「tonus」シリーズのファブリックに張り替えたimptionオリジナル仕様となります。
さらにシートまでの高さも別注されており、こちらはLowタイプとなり、シートまでの高さは41cmとなります。
ベースには連結とスタッキングが可能なスタッキングベースが採用されており、収納する際も便利になっています。
スタッキング時の端整なフォルムも魅力のひとつです。
FRP(繊維強化プラスチック)は、何といっても素材を一体成型する手法により生まれる美しいフォルム。
つなぎ目のない滑らかなシェルは、緩やかな美しい曲線で背座一体となっています。眺める角度によって様々な表情を楽しめます。
適度な弾力を持つ座面は、身体をゆっくりと包み込み、想像以上に快適な座り心地を実現しています。
近代建築として有名な坂出人口土地のために造られたレッドのシェルは他では手に入らない希少な名作です。
また、ファブリックも最高の素材で張替Imptionオリジナルモデルとなっています。
他では手に入らないこちらのサイドチェア。
是非この機会にいかがでしょうか?