イトーキ ITOKI バイオテーブルシリーズ バイオテーブルⅡセイル型 フォールディングテーブル ミーティングテーブル ISAO HOUSE DESIGN 細江勲夫~家具なのか、オブジェなのか~

UPDATE: STAFF:けんしろう
イトーキ ITOKI バイオテーブルシリーズ バイオテーブルⅡセイル型 フォールディングテーブル ミーティングテーブル ISAO HOUSE DESIGN 細江勲夫~家具なのか、オブジェなのか~

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ITOKI

BIO TABLE II Sail Type - Folding Table

最近店にやって来たこの子。

80’sっぽい有機的で斬新なフォルム。

店舗や展示スペースなどの空間演出に使う、大きなオブジェのようなものだと思っていました。
一目見たときに直感で「かっこいいー!」と思いましたが、気になるのは一体これが何なのか。

僕にはそれが折りたたまれている状態の”テーブル”だと想像できませんでした。

デザインと機能性

一体これは何なのか。と考えながら裏側を覗いてみると、「PUSH」と書かれたレバーと、何やら展開方法を示しているような案内を発見。

試しに案内に従ってレバーを操作してみると、折りたたまれていた部分がゆっくりと動き出し、天板を大きく展開することができます。

そこでようやく、この正体が分かりました。

なんと、オフィスで使われるミーティングテーブル。

見た目だけでは想像もつかなかった姿へと変わっていく様子に、思わず「うおおっ」と声が出ました(笑)

こちらは1988年にイトーキから発表された「バイオテーブルⅡ セイル型」。
やはり80年代のものでした( ̄ー ̄)ニヤリ

当時のオフィス環境が、単に仕事をするための機能性だけでなく、空間そのもののデザイン性も求められるようになっていく中で生まれたテーブルです。

「バイオ」という名前は「生命」を意味する「BIO」に由来しており、その名の通り、生命体を思わせるような有機的なフォルムが特徴。

また、セイルとは日本語で“帆”。折りたたむとまさにヨットのようなシルエットです。

その天板を支えるのは、どっしりとしたU字型のベース。

一見するとかなり大胆な組み合わせですが、実際に天板を広げてみると、不思議とまとまりのある姿になります。

本品は、イトーキとISAO HOUSE DESIGNによって開発され、デザイナーを務めたのは細江勲夫氏。
氏は、イタリアを拠点に世界各国の企業とプロダクトデザインを手掛けた、日本を代表するインダストリアルデザイナーの一人です。

そして、この特徴的なデザインは、見た目の面白さだけを追求したものではありません。

オフィスでのミーティングにおける、人と人との距離やコミュニケーションのあり方を考えてデザインされたものだそうです。
デザインや機能性の先まで考えられているなんて、めちゃくちゃかっこいいじゃないですか...。

「これは一体なんだろう?」から始まったこのテーブル。

触って、動かして、その背景まで知っていくと、ただ奇抜なだけではないことが分かってきます。

見た目のインパクトだけではなく、使う人や空間のことまで考えられて生まれた、80年代らしい遊び心と先進性を感じさせてくれる一台。

見た目で驚かされて、動かしてさらに驚かされる。

こういう予想を軽々と裏切ってくれる家具って、やっぱり面白いですね。


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