EKORNES
Svane Daybed
日本には「用の美」という言葉があります。
使うためにつくられたものが、その用途を突き詰めていった先で、装飾とはまた違う美しさを帯びてくる。そんな考え方です。
北欧の家具にも、どこかそれに通じるものがあります。
余計な装飾を排して、機能を優先する。
そんなさっぱりとした魅力のある一台を本日は紹介します。
五徳

本日は、ノルウェーの家具メーカー、Ekornes(エコーネス)より、 Ingmar Relling(イングマール・レリング)が手掛けたデイベッド Svane(スワネ)を紹介します。


この1台の特徴は、サイドテーブルが備わったソファでありながら、背クッションを枕にすることで、デイベッドとして活躍できる点。
シンプルな木製のフレームに、マットレスとクッションを2つ乗せた非常に簡素な造りでありながら、そこには「座る」「寛ぐ」「横になる」という3つの役割が自然に備わっています。

低く水平に伸びるシルエットに、すっきりとしたテーパードレッグを合わせた軽やかな佇まいも印象的。
限られたスペースの中でも、圧迫感を生まないように全体の高さを抑え、視線が抜けるようにデザインされています。

簡潔なデザインでありながら、機能を詰め込んだこの一台にはオブジェのような不思議な魅力があります。
リビングではソファとして、来客時にはベッドとして活躍できる機能性と、コンパクトで寡黙なデザインだからこそ、どんなお部屋でも暮らしの中に自然となじんでくれるでしょう。

座る、寛ぐ、眠るという役割をひとつにまとめながら、姿はあくまで簡潔に。
必要なものだけを残したその佇まいには、どこか清々しさを感じます。
機能を突き詰めた先に生まれる美しさは、時代が変わっても色褪せることがありません。
「用の美」という言葉を思い起こさせる、まさに暮らしのためのデザイン。
日々の空間にそっと置きながら、長く付き合っていきたい一台です。































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