a.depeche modage high-back bench

日々の暮らしというものを大切に思う人ほど、色々に悩みます。 毎日の暮らしを良くしようと考えて工夫をすれど、現状の環境から望んだように変えられなかったり、暮らしを共にする人に理解を得られなかったり。 その中でも、不特定多数の「誰か」が評価している事を基準に物事を考えてしまうと、心が行き詰まってしまう事もありますよね。 そんな時に、魅力的に見える人達を眺めてみると他にはない自分の価値観を確立していることに気が付きます。 ひょっとすると他人に寄りかからない、自分の選択に己で責任を取れるその姿勢が魅力的に映るのかもしれません。 とはいえ急にそんな事を実践できるかという事はまた別問題ではございますが（笑） 自分の自由な感性でこそ選んで頂きたいアイテムが入荷しましたので今回はそちらのご紹介。 宜しければ、最後までお付き合い頂ければ幸いです。

喜怒哀“楽”

>>この商品の詳細を確認する 今回は日本古来より文化を担ってきた古都京都に創業した、アデペシュのアイテム。 モダージュシリーズからハイバックベンチです。 2005年と比較的近年に創業したアデペシュ。ブランドとして提案するテイストは、パリのアパートメントの一室。 ヨーロッパの中でも文化的な国として知られるフランス。ヨーロッパ各国はもとよりフランス語圏であるアフリカ諸国からもたらされる生活文化や様式を、時間をかけながらも融和しているその在り方は、現在の多文化社会においても特別な立ち位置を獲得しています。 その文化の中心地であるパリの暮らし。このブログをご覧の皆さまはどんな部屋をイメージしますでしょうか。 今回のベンチは、インダストリアルを感じさせる風合い。パインの無垢材とスチールのフレームが組み合わされています。 家具材の中でも人気のあるパイン材。触った際にほんのりと伝わる温もりや取り回しの良さは、お部屋に軽やかさを求める人にぴったり。スチールも太すぎず、野暮ったくありません。 パイプの様に円柱であれば業務用に感じてしまうフレームは、板材の印象に合わせてスクエア。細かなディティールも効いてとても洒脱な雰囲気にまとめられています。 また奥行は47.5センチ、シートのみだと33センチととてもコンパクトに作られていますので、ちょっと手狭なスペースでも設置しやすくなっています。 背もたれの後ろ側にはハンガーが付いていますので、お部屋の真ん中に設置して小物を掛けた後ろ姿を楽しむのもアリかもしれませんね。 過剰な装飾は、良くも悪くも見る人を威圧する側面があります。そういった「手間暇をかけられるアイテムを使う余裕がある」と自分や相手にアピールするのです。 もちろんお気に入りのアイテムを手に入れた時には存分に自慢しましょう。ですがある意味マウント取りのような切った貼ったを求めていない人からすると、とても疲れる一幕ですよね。 いろんな人が気兼ねなく使うようなアイテムには、垣根無く使う人を受け入れてくれる懐の広さがあります。使い方にルールの強制も無く、組み合わせも自由。 他人が決めた価値観に振り回されない自分に近づくためにはまたとないチョイスです。 アデペシュ（a.depeche）はフランス語の副意味で電報という意味合いだそうです。品物のやりとりだけに留まらない、+αの思いを伝える事を願って作られたアイテム。 今回のベンチも頑張り過ぎで煮詰まった心を少しほぐしてくれるような、控えめだけれど優しい想いの詰まった、プレーンで楽で素敵なベンチです。 腰掛けをお探しの方は、是非この機会にいかがでしょうか。