佃眞吾
欅隅切膳 &我谷盆
クリスマスが過ぎて、あちらこちらから聞こえるのは「良いお年を!」の声。年末だ~!
そんなインプションも、2024年の営業は本日を除いて残り一日。
レアなものから、ポピュラーな人気アイテム等、今年も多くの商品が入荷し、販売させていただくことが出来ました。
これもひとえに、日頃からインプションをご愛顧いただいているお客様のおかげです⚘⚘⚘ありがとうございました!
本日は今年最後のブログということで、特別なアイテムをご紹介して締めくくりたいと思います☻是非最後までお付き合いください.⋆
昔と変わらぬ素朴さを大切に。
木工芸作家“佃眞吾 Tsukuda Shingo”氏は滋賀県長浜市生まれの木工芸作家。
家具職人・漆職人・京指物と数々の分野で経験を積み、現在では京都に「木工藝 佃」を構え、制作を続けています。
こちらは、格式高い神社仏閣の建築や、高級箪笥等に見られる欅を使用したお盆。
深みのある赤茶の色に浮き上がる柾目の模様は上品で、丁寧に削り取られた直線的なフォルムには、伝統的な木工技術による造形美を感じる一点。
また、持った時の程良い重さに安定感が感じられ、滑らかな木肌が手に馴染みやすいような気がしました👀.⋆
続いては、今はなき我谷村(現:石川県加賀市)で作られていた『我谷盆(わがたぼん)』。
江戸時代初期から作られていたという歴史の深い民芸品で、ダムの建設に伴い集落が水没してしまったことから、現存するものが少なく、幻のお盆とも呼ばれるほど。
栗の木を薄く割り、丸や平のノミで彫って作られた素朴なお盆は、シンプルなデザインでありながら、天然木の温かみや栗材特有の杢目に、力強さを感じられる逸品です◎
そして、手に取った時に思わず驚いてしまったのですが、とにかく軽い!
それでいて、湿気にも強く強度の高い樹種というのだから 、もうビックリです。栗(材)だけに。・・・失礼しました。
拭漆による仕上げは、透けた杢目と美しい艶が魅力的。
お茶やお菓子等を運ぶ盆としてはもちろん、小物入れや貴重品・鍵置き等、幅広い用途でお使いいただけます。
一点一点手作りの為、同じ表情のものは二つと無いのが魅力と言える現代作家の作品のご紹介でした⚘.゚
最後までお読みいただきありがとうございました☻
改めて、明日28日は最終営業日。 13時までと短い時間での営業ですので、お越しいただく際はご注意を・・・!
年の瀬を迎え、まだまだ寒い日が続きますが、どうぞ健やかにお過ごしください( ᴗ ̫ ᴗ )
また来年、インプションでお会いできるのを楽しみにしております✩⡱
それでは皆さま、良いお年を~!