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Standard chair SP
本日は「モダニズムの父」として知られるフランスのデザイナー、ジャン・プルーヴェ(Jean Prouve)による名作、特徴的な三角形レッグが洗練されたモダン空間を演出するvitra社『 スタンダードチェア SP 』より希少廃番カラーモデルのご紹介♪
世界中のコレクターに愛されるジャン・プルーヴェの傑作
ジャン・プルーヴェ(Jean Prouve)は、合理的かつ洗練された家具を数多く生み出した20世紀デザイン語る上で欠かす事の出来ない巨匠デザイナーのひとりです。また最先端の技術を組み合わせたモダン建築を生み出す建築家として・・・。大学教授やフランス・ナンシー市の市長を勤める等、自らの才能を他分野に発揮し様々な顔を持つ事でも知られています。
『 スタンダードチェア 』は、同じく後の代表作として知られる事になる「 EM テーブル 」と共に、1950年頃に行われた熱帯地方において組立や解体が可能な住宅プロジェクト「メゾン・トロピカル」にて発表されました。
建築家である同氏らしい構造力学に基づいた合理的且つ無駄のないデザイン。脚部は前後で異なり、前脚は細い鋼のチューブを使用し、着座の際足元に邪魔にならず、見た目もスッキリとした印象です。
対して後脚には、太さを持たせた中空の合板を使用。着座時に荷重の掛かる部位である為、床へと逃がせる構造となっております。またテーブルやデスクと合わせて使用する事の多いアームレスチェアは、バックスタイルのデザインも重要で、目に留まる三角形の後脚は、空間の主役的アイテムとして洗練されたモダン空間を演出してくれます。
同シリーズの背もたれと座面は、木製のプライウッド、ファブリック張地等、バリエーションがございますが、今回の「 Standard SP 」は定番のプライウッドよりも耐久性に優れた強化プラスチック(ASA樹脂)を採用しています。
カラーは背座にディープブラック色、フレームにチョコレート色を使用した廃番モデルとなり、其々にマット塗装を施す事で、ぎらついた印象や人工素材特有のチープな印象はなく、素材表面はシックで落ち着きのある雰囲気です。
ダークカラーにより全体の統一感もあり、同作の個性であるシルエットを強調されています。背座の丸い留め具のみ明るいシルバー色なので、全体の色調に対してコントラストを生み出し、アクセントとしてきいています。
素材・カラーバリエーション共に豊富なラインナップで展開するジャン・プルーヴェの名作椅子。ダイニング空間やオフィスの会議室等、複数並べてレイアウトする場合は、敢えて異なる色の組み合わせで陳列させるのも◎です!
既に販売が終了しているカラーで、今回中古品としては美品と呼べる大変綺麗な状態を保っております。即完売が予想されますので、是非この機会お見逃しなく!ご注文はお早めに♪