Louis Poulsen
AJ Table Lamp
言わずと知れた北欧デンマークの老舗照明機器メーカー、“ルイスポールセン Louis Poulsen”。
その歴史は1874年まで遡り、150年近く経った現在に至るまで「光をかたちづくるデザイン」をコンセプトに、数々の魅力的な照明で世界を明るく照らし続けています。
ルイスポールセンの照明の特徴といえば、自然の光のリズムが反映されるよう計算されたフォルムの中に、円と線を直角と斜角で組み合わせた知的なデザインが組み込まれていること。
本日は、シンプルながらどこか植物のような有機的なフォルムを持つ、デザイナーズアイテムであっても生活に取り入れやすい人気のアイテムをご紹介させていただきます。
曲線と直線の調和
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デザインを手掛けたのは、デンマークを代表する近代建築の巨匠の一人“アルネ・ヤコブセン Arne Jacobsen”。
1902年デンマークの首都コペンハーゲンで生まれたアルネ・ヤコブセン。
才能を認められた絵画の腕を活かし、デンマークの王立芸術アカデミー建築科に進学し、同じくデンマーク出身の建築家カイ・フィスカーに師事しその技術を学びます。
数々の名作建築を残している彼が家具のデザインを手掛けたのは1950年代初頭とのこと。その後、1952年には現在まで愛され続けているアントチェアを発表し、世界中にその名を知らしめました。
今回ご紹介させていただくのは、ルイスポールセンの中でもロングセラー商品としてリリースされ続けている近代照明の傑作 「AJ Table Lamp」。
このAJ テーブルランプは、1959年にコペンハーゲンの中央駅そばに建設されたデンマーク初の高層ビル、SASロイヤルホテルのデザイン・コンセプトの一部としてデザインし、その翌年ルイスポールセン社が製品化したテーブルランプ。
この建物自体がヤコブセンによる設計ですが、建築のみならず内部を彩るエレメントも数多く設計し、同時期に椅子だけでもセブンチェア、エッグチェア、ポッドチェア、ドロップチェアやジラフチェア等、数多くの名プロダクトを生み出しています。
ヤコブセンの建築デザインにも共通する要素である曲線と直線、直角と斜角で組み合わせた造形のテーブルランプは、無駄がなくシャープでそれでいてどこか温かみを持たせた見事なデザインが特徴。
様々な要素が入っていながらも無駄を省き、空間がトータルで見た時に一つにまとまっている事を突き詰めて完成されたデザインは、非の打ち所のない逸品です。
スタイリッシュな外見だけでなく、上下75度まで角度が調節可能なシェードやON・OFFのボタンスイッチが備わっており、テーブルライトとしての機能性は十分。
テーブルランプとしてはもちろん、デスクランプやワークスペースでの灯りとして、店舗什器としてディスプレイライトにしたり、ベッドサイドに置くのもおススメ。
軽量なのでお部屋間の持ち運びも容易に行うことが出来ます。
オブジェ的要素が高い優美なプロポーションは、幅広いインテリアテイストにもマッチし、お部屋をスッキリ美しく演出◎。
明るく爽やかなホワイトのカラーは灯りをつけていない時でも、自然光を反射してそのスペースをやんわりと明るくしてくれます。
夜の長い北欧では”トーンの落ち着いたやわらかな灯り”が求められてきました。
その灯りの優しさは人々を心地良くさせ、安らぎの世界へと案内してくれるでしょう。
発表から50年以上経った今でも色褪せることのないアルネ・ヤコブセンの名プロダクト、是非この機会にいかがでしょうか。