OLD maruni
Porima Center Table
素朴で温かな色味や、優しく柔らかな肌触りが心地よい「木製家具」。
人工的に生み出されたものとは違い、常に変化し続ける木はただそこにあるだけでも美しいもの。
そんな木という素材に魅入られ、より美しく、生活に馴染み、愛されるよう様々な努力をした人々がいます。
本日はそんな木材の魅力を最大限に引き出すものづくりを行う、日本の老舗家具メーカーが生み出した逸品のご紹介です。
木に魅入られて
今回ご紹介させて頂くのは同社より“ポリマ ローテーブル”。
1928年に広島に創業し、創業100年を目前にしつつも、「日本から世界に発信する家具」を目指し成長を続ける日本の老舗家具メーカー “マルニ木工 MARUNI”。
深澤直人やジャパー・モリソン等、国際的なプロダクトデザイナーと共に、日本独自の木に対する美意識や、脈々と継承される家具職人の技術力が生かされ世界へと発信されています。
歴史の長いマルニ木工はそれ故にファンも多く、1950年代初頭から1970年代半ばまで製造されていた孔雀マークのロゴが付いたプロダクトは「オールドマルニ」と呼ばれ、幅広い世代に愛されています。
そして今回入荷したのは孔雀マークのついたビンテージ品。
一般家庭向けというよりも公共施設納入のための製造品と思われるため、中古市場でも情報が少なく希少な一台です。
直線を基調としたフレームは無垢材を贅沢に使用しており、しっかりと厚みがある為安心感があります。
滑らかに仕上げられたエッジ部分や余分な装飾のないシンプルなフォルムは、職人の緻密さと正確性が加わった端正な表情を持ち、マルニ木工の拘りと丁寧な木工を感じることができます。
経年によって深みが増したブラウンの色味は優しく温かな雰囲気を演出、ビンテージならではのヤレ感に愛着が湧きます。
シンプルなデザインとナチュラルな木味は和・洋問わず様々な空間に馴染み、ミッドセンチュリーから北欧ビンテージまで、様々なテイストの家具と合わせやすくオススメ。
ご自宅での使用は勿論、店舗什器でディスプレイとしてお使いいただけるかと思います。
市場で出回っている台数も少ないことから今後も再入荷の難しいお品物。
マーケティングという概念を持たず、自分たちが信じる家具を作り続けていた時代の一台。
愛すべきビンテージ品として引き継いでいきたい逸品、是非ご自宅に迎えてみてはいかがでしょうか。