Fritz Hansen
3207 Seven chair
アリをイメージさせることから名付けられたアントチェア。
そしてその発展形として生まれたのがセブンチェア。
さらに今回は触覚のように伸びたアームも加わり、より生物らしさが増したように感じました。
進化の進化
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1872年に創立したデンマークを代表する家具メーカー“Fritz Hansenフリッツハンセン”。
こちらは同社のアイコン的存在となっているセブンチェアにアームを付けた「3207モデル」です。
建築家兼デザイナーである「アルネ・ヤコブセン Arne Jacobsen」が手掛けています。
同氏はエッグチェアやスワンチェア、アントチェアなどデザインアイコンとして語り継がれる様々な名作家具を世に送り出しました。
背と座が一体となったシェルとすっきりとした華奢なスチールレッグで構成されたセブンチェア。
一見シンプルなフォルムですが見た目には感じさせない強度と柔軟性、耐久性を誇ります。
7枚の薄板と2枚の仕上げ板の合計9枚の薄い板を貼り合わせた「プライウッド(成形合板)」で作られた強靭なシェル。
しかし前身であるアントチェアは、小ぶりなサイズと独特なくびれが特徴であった故に、合板を曲げる際に生じるヒビに悩まされたそう。
そこでセブンチェアはひとまわり大きくすることで、身体をキャッチする面積を増し、この独特で美しい曲線を生み出しました。
アントチェア同様、独特のフォルムから生まれるしなりはそのままに。
体の曲線に合わせた丸みを帯びているため、長時間座っても疲れにくく、快適な座り心地を実感頂けます。
しかし今回はただのセブンチェアではありません。進化系でもある、アーム付き仕様の「3207モデル」。
美しいフォルムの中にもどこか愛着が湧くような可愛らしい魅力を漂わせています。
「ここにおいで~」と手招きしているような包容力すら感じられます。
滑らかな曲線を描き、両サイドに触覚のように伸びたアーム。
腕に沿うような設計がなされている為、立ち上がりもしやすく、ダイニングチェアにもデスクチェアにも最適です。
進化を重ねて、完成したセブンチェア「3207モデル」。
ちなみにセブンチェアは、この優美なデザインからバタフライチェアとも呼ばれているのだそう。
アリからチョウへ、そこからさらに進化を遂げ触覚を手に入れ何か特別な生物へ。
ヤコブセンらしさが一目瞭然。アームのついた個性的なフォルムを持ち備えた特別な1脚です。