france & søn
FD130
こんにちは、コウスケです。
壁一面を覆う棚に雑貨や小物を並べ、たくさんのお気に入りのものに囲まれる生活や、物を極力置かずに空間にゆとりを持たすミニマルな生活など、人によって住みたいお部屋の環境は様々。ですが、良いものや大事にしたいものをお部屋に置きたくなるのは万人に共通しているものだと思います。
本日ご紹介致しますのは、末永く使いたくなるような名作チェア。是非最後までお付き合いくださいませ。
気分もお部屋もゆったりと
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フィンユール等の著名なデザイナーたちとの仕事で知られ、北欧ビンテージ好きの間で高く評価を得ているメーカーである、france & søn(フランス&サン)社。
同社の歴史は古く、1948年にチャールズ・フランス氏とエリック・デバーコセン氏によりフランス&デバーコセン社として創業。1957年に事業を引き継いだ息子がフランス&サン社へと改名します。その後、フランス&フランス社、カド社と名前を変えていますが、現在では惜しくも廃業しています。
今回、入荷致しましたのはFD130 ラウンジチェア。デザインはPeter Hvidt & Orla Molgaard Nielsen(ピーター・ヴィッツ&オーラ・ミュルゴー・ニールセン)によるもの。
建築家として工芸学校で学んだピーター・ヴィッツと、家具職人として工芸学校で学んだオーラ・ミュルゴー・ニールセンは、共同で1944年に事務所を開設しました。以来30年間、建築や家具の分野で活躍し、「AXチェア」や「FD516」など、今日にも残る名作を数多く世に送り出しています。
シンプルなデザインながら考え尽くされているのが北欧デザインの特徴。
特に印象的なのがこちらの2本脚の脚部、よく見れば僅かに曲線を描いており、直線よりも柔らかな雰囲気を演出しています。また、4本脚と比べ床に掛かる負荷の少なく、室内であれば場面問わず実用頂けます。個人的には、和室に置いて使うのも良さそうだなと考えています。
北京オリンピックが開催中の為か、アームがスキー板に見えるなと思っていたところ。
実際に、そのなだらかな傾斜から先端に向かって広がり、上に跳ね上がる特徴的な形状から『Sledge(ソリ)』ソファと呼ばれているそう。この時期にピッタリと言えばピッタリですね。
デザインもさることながら、もちろん座り心地も抜群です。
やや角度のついた浅すぎず深すぎない丁度良い座面、内部に張られているスプリングは程よい反発があり、長時間の着座でも疲れを軽減、立ち座りも楽に行えます。
また、丁寧に滑らかに削られたアームはすべすべして柔らかな手触り、手のひらによく馴染むので腕を置いておくだけで気分が落ち着きます。
木材には北欧ビンテージの家具では定番の、上質な無垢のチーク材を使用。
経年によって、赤みがかった飴色に変化し、深く温かみのある雰囲気は多くの人を惹きつけます。また、美しいだけではなく、耐久性・耐水性に加えて防菌・防虫性にも優れており、造船等の分野でも重宝されていた高級木材です。
長年愛され続けてきたことが十分伝わる、色合いとコンディション。一方でクッションは張替がなされており、新品同様の座り心地がお楽しみ頂ける大変贅沢な逸品。北欧テイストのお部屋に限らず、和テイストのお部屋とも相性が良さそうなお品物です。
空間も座り心地もゆったりしたチェアを、是非この機会にいかがでしょうか。