Unknown Vintage
Foulding Chair
時に巡り合う正体不明のビンテージ。
いつ生まれどこで作られたのか。
故このようなかたちになったのか。
得体の知れないそれらはデザイナー等の身元が知れた名品に劣らない魅力を放つこともあります。
本日ご紹介させて頂くのもまた、アノニマスな名ビンテージです。
正体不明の魅力
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背と一体した曲木のアーム。
丸棒材のフレーム。
本日ご紹介させて頂くのは円形の座面にラタン編みが採用されたユニークなビンテージフォールディングチェアです。
特有の抜け感と絶妙なバランス。
どの角度から見ても美しい造形に強い拘りを感じさせます。
しなやかに、且つ大胆に設計された曲木のアーム。
確りと体重を支え、程よい位置で腕を受け止めます。
折り畳んだ際の姿も非常にデザイン的。
アーム部も可動式で、すっきりと心地よく纏ってくれます。
アーム両サイドのスイッチを押し込むことでロック解除。
これによりアームを折りたたむことが出来ます。
デザイン性を損なわず実用性をプラスした点もこのチェアのユニークな魅力です。
座面は軽快なラタン編み。
ブラックのフレームと良い相性です。
これほどの自由度とデザインを持ちながらも詳細は不明。
デザイナー共にこのプロダクトがいつ、どこで、誰が作ったのかもわかりません。
しかしながら物の魅力はネームではなく、デザインの本質に宿るもの。
無名ながら素晴らしい完成度のプロダクトです。