VARO,S.A. VALENTI
Nesting Table
最近、店頭でお客様とお話していると、お引越しに向けた家具探しのご相談をいただくことが増えてきました。
お話を伺うと、年末年始から3月頃にかけてお引越しされる方が多く、「これからの暮らしに向けて少しずつ準備をしたい」というお声をよく耳にします。
とはいえ、大型家具を決めるには、まだ少し早いかもしれない…。
でも、引っ越し後すぐに何かと使えるアイテムは揃えておきたい...そんなふうに感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで本日は、これからの暮らしに寄り添い、シーンを選ばず活躍してくれる使い勝手の良いアイテムをご紹介したいと思います。
気品と機能美


18世紀のスペインに誕生した老舗家具ブランド“VARO,S.A. VALENTI(バロッサ・バレンティ)”。
その歴史は、単なる家具製造の枠を超え、ヨーロッパの美意識と職人文化を今に伝える存在として語り継がれています。
16〜18世紀に制作されていたクラシック家具のリプロダクションから始まり、長い年月をかけて独自の「バレンティスタイル」を確立。
伝統様式を忠実に受け継ぎながらも、決して過去の模倣に留まらない姿勢が魅力です。


今回ご紹介するのは、同社が手掛けた上品な装飾が目を惹くネストテーブル。
「ネスト」とは“入れ子”を意味する言葉。
3つのテーブルが美しく重なり合い、ひとつの造形として完成されている姿は、それ自体が完成されたデザインです。
揃えて使えば統一感のあるテーブルセットに。分けて使えば、それぞれが空間の中で静かに役割を果たしてくれる、そんな柔軟さも、このネストテーブルの大きな魅力です。


フレームには、しっかりと厚みを持たせた木材を使用。職人の手によって丁寧に削り出され、ひとつひとつ組み上げられています。
量産品では決して再現できない、木の抑揚や陰影。削り出し技法ならではの立体感が、テーブル全体に奥行きと重厚感を与えています。
そこに感じられるのは、単なる「家具」ではなく「作品」に近い佇まい。
長い時間をかけて培われた技術と美意識が、静かに息づいています。


天板の縁には、クラシカルな装飾を伴った立ち上がりが施されており、このディテールによって全体の印象をよりエレガントなものへと引き上げています。
同時に、装飾は見た目だけではなく、天板上に置いたアイテムが落ちにくくなるという、実用的な役割も果たしています。
美しさと機能性が自然に共存している点こそ、長い歴史を持つブランドならでは。使い続けるほどに、その良さを実感できる設計です。


落ち着いたブラウンカラーと、シンメトリーな造形美。その姿はまるでオブジェのように、空間そのものを引き締めてくれます。
UKスタイルや北欧テイストなど、幅広いインテリアに自然と馴染み、お手持ちのビンテージ家具とも心地よく調和します。
ソファサイドやベッドサイドはもちろん、ディスプレイスタンドとしても活躍。
お気に入りのオブジェや照明を引き立てる存在として、空間に奥行きをもたらします。

省スペースで使えるネスト構造は、日本の住宅事情にも相性の良い設計。
必要なときに引き出し、使わないときは美しく収めることができるネストテーブル。
暮らしの中に静かに寄り添いながら、確かな美意識を語ってくれる、そんな逸品です。











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