Herman Miller
Vintage Armshell Chair upholstered
世界で最も有名なチェアといえば——。
そう、Charles & Ray Eames(チャールズ&レイ・イームズ)によって生み出された、〈イームズシェルチェア〉。
……なんて、ちょっと断言しすぎでしょうか(笑)。
でも、それくらい一度は目にしたことがある、インテリアを語るうえでは外せない名作チェアです。
「いつか一脚は持っておきたい」そう思っている方も、きっと少なくないはず。
シェルのカラーや素材、そして脚のデザインまで、そのバリエーションは実に豊富。組み合わせ次第で表情ががらりと変わるのも、イームズシェルチェアの面白いところです。
だからこそ、「これだ!」と思える一脚との出会いは、意外と難しいもの。
数えきれないほどの組み合わせの中から、お気に入りを探すのは、まさに一期一会です。
今回、自由が丘店に入荷したのは、そんな中でも人気の高いアームシェルチェア。
ゆったりとしたアームのフォルムに、シェルチェアならではの軽やかさ。
置くだけで、その空間をどこかミッドセンチュリーの空気を演出してくれる一脚です。
「ずっと探していた」という方も、もしかすると多いのではないでしょうか?
名作だからこそ、出会ったときがタイミング。
名作チェアと、ゆっくり過ごす時間


それでは、今回ご紹介するアームシェルチェアを、じっくり見ていきましょう。
まずデザインを手がけたのは、もちろんチャールズ&レイ・イームズ夫妻。
そして製造を担ったのが、名作家具を数多く世に送り出してきたハーマンミラー社です。
ひと口に「ビンテージのシェルチェア」といっても、実は年代や製造背景によっていくつかの区分に分けて見ることができます。

今回の一脚は、その中でも2番目にあたる「2ndビンテージ」。
日本での製造・販売を担っていたモダンファニチャーセールス(MFS)取扱いの一脚です。
こうしたバックグラウンドを知ってから眺めてみると、いつものシェルチェアも、少し違って見えてくるから不思議です。
そして、もうひとつ注目したいのが足元。
このシェルに組み合わされているのは、印象的なフォルムの「キャッツクレイドル」。
シンプルなシェルに、軽やかで個性的な脚。
正面から見たときの佇まいはもちろん、横から眺めたときのフレームの美しさも、この組み合わせならではです。

そして、このアームシェルの魅力を語るなら、やっぱり「座り心地」は外せません。
いわゆる“イームズチェア”としておなじみのサイドシェルとは、またひと味違うアームシェル。
背中をしっかりと受け止めながら、身体の左右もほどよく包み込んでくれる。
そのホールド感が、なんとも心地いいんです。
特に好きなのが、アームの高さ。
本を読んだり、ちょっとひと息ついたり。
座ったままゆっくり過ごしていても、肩に余計な力が入らない、絶妙な高さなんですよね。


そう考えると、この椅子は「ダイニングチェア」というより、むしろラウンジチェアに近い存在なのかもしれません。
食卓で食事をするための椅子、というだけではなく、コーヒーを片手に本を読んだり、何もせずぼんやりしたり。
そんな時間まで受け止めてくれるような、ちょっと贅沢な一脚です。
だからこそ今回の「キャッツクレイドル」仕様。
シェルのデザインに、アームシェルならではの包み込むような座り心地。
そこへ、軽やかで美しいキャッツクレイドルのフレームが組み合わさる。
個人的には、これぞアームシェルチェアのひとつの“究極形”なのでは?と思ってしまいます。
……なんて言うと、少し大げさでしょうか(笑)。
でも、この組み合わせを眺めていると、そう思ってしまうのも無理はないはず。
見た目の美しさはもちろん、座ってみたときにわかる心地よさ。
名作チェアは、やっぱり「眺めるもの」であると同時に、「座るもの」なんですよね。

そして、もうひとつこの一脚を語るうえで外せないのが、ウレタンクッションを挟んだアプホルスター仕様であること。
シェルチェアらしい美しい造形はそのままに、身体に触れる部分にはふんわりとしたクッションが入っています。
これがまた、いいんです。
先ほどお話ししたアームシェルならではの包み込むような座り心地に、クッションの柔らかさが加わって、さらにラウンジチェアらしいリラックス感に。
「このカタチは好きなんだけど、プラスティックの少しひんやりした肌触りや、硬さが気になる……」
そんな方にも、思わず「これなら!」と言ってもらえそうな、まさにいいとこ取りの一脚です。

そして、なんといっても目を惹くのが、この張地。
柔らかなイエローのファブリックがホワイトのシェルを包み、チェア全体をぱっと明るく彩っています。
少しレトロで、どこか愛嬌があって。
それでいて、しっかりとミッドセンチュリーらしい存在感もある。
このビビッドな色使い、たまりません。
木の家具が中心の空間に一脚だけ置いても素敵ですし、白い壁を背景にして色を主役にするのもよさそう。
ビンテージ家具って、こういう「ちょっと冒険したくなる色」に出会えるのも楽しいところですよね。
美しいフォルム、包み込むような座り心地、そして愛らしいイエロー。
眺めているだけでも気分が上がるけれど、座ってみるとさらに好きになる。
そんな魅力が、この一脚にはぎゅっと詰まっています。































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