JapanVintage
CupBoard
伝統的な木工技術で作られた和家具からミッドセンチュリー期の名作プロダクトまで、様々なバリエーションに富んだジャパンビンテージの家具たち。
70年代に入ると最盛期を迎えた北欧家具が日本の家具デザインにも影響を与え、シンプルな北欧風デザインの家具が国内の家具メーカーで作られるようになりました。
本日はそんな日本のものづくりと北欧デザインが融合したアイテムが入荷しましたので、ご紹介いたします。
ジャパニーズ・レトロスペクティブ
こちらは直線的な造形が日本らしさを感じさせるカップボード。
詳しいメーカーや販売元は不明なものの、チーク材をぜいたくに使ったあたたかみのある風合いや素朴な味わいのディティールから、日本で北欧家具がブームを迎えた1970~80年代のものとみられる一台です。
幅約155cmにもなるワイドなサイズ感に3枚扉を備え、広々とした造り。
約185cmの高さのうち100cm以上をガラス扉が占めており、木の風合いがめいっぱいに感じられるボリューミーなサイズ感の一台です。
上段はガラス扉の収納で食器やボトル、ボウルなど高さのあるアイテムもしっかりと仕舞っておくこともでき、お気に入りのカップやグラスなどをレイアウトしてお楽しみいただける言わば"見せる"収納となっています。
下段には3杯の抽斗と扉収納を備えており、カトラリーや食料品、調理器具などしまっておきたいアイテムに応じて使い分けが可能。
上下で見せる収納、見せない収納をしっかりと備え、機能性とインテリア性を両立した秀逸な構造です。
加えて庫内はそれぞれ左・中央の扉部分と右部分で二分されており、確かな強度と広い庫内を実現しています。
扉や抽斗の把手は共通して側板を彫り込んだデザインとなっており、均整の取れたモダンなスタイルに仕上げられています。
扉収納の棚板は上下ともにダボで高さを細かく調整することができ、カップやお皿の他ボトルや調理器具など背の高いアイテムもしっかりと収納が可能です。
チーク材の味わい深い木肌が美しい北欧スタイルのカップボードですが、直線的な杢目を縦に使った扉や円筒形のマグネットキャッチなどジャパンビンテージならではのディティールが随所に見られ、インテリア空間にさり気ないレトロさを演出してくれます。
シンプルな造形やチーク材の質感をそのままに活かす北欧家具の特徴が色濃く反映されたジャパンビンテージのカップボード。
ダイニングやキッチンなどのメインストレージとしてはもちろん、ナチュラルな風合いでインテリア空間の主役にもぴったりな一台。
北欧のモダンデザインに日本の木工技術とセンスが加わることで編み出された、流行に左右されないタイムレスなデザインをぜひこの機会に。