時代箪笥
黒塗り和箪笥 蒔絵丸金具
実に幅広いジャンルで存在しているジャパンビンテージの世界。
その中でも時代箪笥等の和家具は"歴史の重さ"そのものを感じさせてくれる別格の存在として一目置かれているのではないかと思います。
本日は黒塗りに蒔絵丸金具が備えられた非常に珍しい一点のご紹介。
今ここに現存しているだけでも希少な一点となっておりますので、是非ご覧になっていってください。
漆黒の中に僅かに残る、鶴と松の葉の蒔絵丸金具。
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入荷した時からただならぬ存在感を放っているこちらの時代箪笥。
全体に黒漆を纏わせた重厚な仕様は、古くから山形圧内地方に伝わる"圧内箪笥"に見られる特徴と一致します。
江戸時代後期から大正時代にかけて盛んに作られていたという圧内箪笥。
ほのかに残る上質な杉の香りが 日本の美しい風景を思い起こさせてくれます。
また金具の一つ一つに至るまでが見所に溢れており、当時の鉄の質感や、鍛造を手掛けた職人の息吹を間近に感じる繊細な風合い等々・・それだけで何時間でも見ていられそうです。
こちらの丸金具に注目してみてください。
よく見ると"鶴"と"松の葉"が描かれていますね。
このような和箪笥に使われる丸金具は通常文様を直接打ち出す事で絵柄を表現する事が殆どなのですが、こちらは箪笥本体と同じ黒塗りを施した上に"蒔絵"によって装飾が施されたものとなっており、大変な手間と技術をかけて作られた逸品であることが伺えます。
漆黒の中に浮かぶ、鶴と松の葉が描かれた丸金具。
その佇まいを想像するに、当時としても上等かつ風流な逸品であったことは間違いなさそうです。
このような仕様の時代箪笥は調べた中でも殆ど情報がなく、同じものはそう滅多に出てこないと言って良いでしょう。
上段と下段の2つで構成されている事から、上下別々に設置したり横一列にしてみたりとレイアウトの幅も広く、ご自宅のインテリアとしては勿論、店舗什器や居酒屋さんでの備品としてもお役立て頂けるかと思います。
例えばです。自宅の一角に設置するとすれば、江戸時代や明治初期に作られた椀や酒器をこの箪笥に仕舞い込み、上にはとっておきの日本酒を揃えておく。
時々、その歴史の深さを存分に味わいながら頂く晩酌というのは・・他では味わえない至極のひと時をお楽しみ頂けるはずです。
如何でしたでしょうか。
在庫一点限りの大変希少なお品物となっております。
今もはっきりと"現存"する素晴らしい日本の歴史、文化の価値を、是非この機会にお使いの空間にお迎えくださいませ。