GETAMA
GE530
本日は、背もたれから流れる様に曲線を描くアームの形状が、身体へのフィット感と彫刻的な美しさを融合させる" ゲタマ / GETAMA "『 GE530 3Pソファ 』のご紹介♪
弧が刻むリフレイン


GETAMA社は1899年、デンマークの街ギズステズ(Gedsted)にてマットレス(Mattres)の専門メーカーとして創業。現在はスプリングやウレタンフォームを使用していますが、当時は詰め物に海藻(Tang)を使っていた事から、其々の頭文字を取って「GETAMA」という社名が付けられました。
デザインを手掛けたのはYチェアでもお馴染み、北欧デンマークの鬼才ハンス・J・ウェグナー。生涯で500点以上もの膨大な数の椅子を誕生させ、その殆どが名作と呼ばれています。13歳の頃より家具職人として修業を始め、その4年後には指物師マイスターの資格を取得。木に触れ、素材の特性を知りながら培った家具製造の経験が、同氏のデザインの基礎となっています。


大定番のGE290をはじめ、フォルムのバリエーションを生み出してきたウェグナーのソファデザイン。その通底する哲学は、幾何学的な硬さではなく、生き生きとした柔らかさを形に取り込む「オーガニック・ファンクショナリズム(有機的機能主義)」にあり、人間工学に基づく実用的な形は、家具職人の洞察力による簡素化と相俟って、洗練された引き算の美学として完成します。
無駄を省き、最も本質的な要素を残す構造美。特にソファの場合、身体と家具の唯一の接点であるアームの形状には、ウェグナーのデザイン哲学が凝縮されています。
座った人が無意識に肘掛けの先端をなでたり、握ったりする事を熟知していたウェグナー。回り込む様なカーブが手のひらへの親和性を生み、触れた瞬間に安心感を与える様に計算されています。


アーム側面をよく見ると無垢材2枚を重ね合わせ、確りとした強度を保ちながら、滑らかな曲線を実現している事に気が付きます。
ソファ全体の大きさからすれば、アームの部材は小さなもの。しかしながら、着座時のフィット感、立ち上がる時のグリップの役割、その構造の美しさが全体に及ぼす彫刻的な影響力までが天秤にかけられ、その家具の主役である事を物語っています。


堅牢なオークの力強さと、指先に馴染む曲線の繊細さ。その調和が住む人に揺るぎない安心感を与えます。柔らかなアームの造形は座る者を拒まず、ただ迎え入れる「心の避難所」となります。
空間に流れる有機的なラインが、張り詰めた日常の緊張をほどき、視覚から深い安らぎを誘います。
力強く描かれたオーク材の弧が、空間に静かなリズムを刻む。その波に身を委ねるたび、日常のノイズが心地よい安らぎへと上書きされていきます。


木の波に 身を解かれ
尖った日常が 弧に溶けていく











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