GABBEH
Runner
いつからかキッチンマットを使わなくなった我が家。
水や油が床にはねて都度拭き掃除をしないといけませんが、汚れたマットの掃除や洗濯の煩わしさの方が勝りました。
でもね、こういう可愛らしいデザインならまた置いてもいいかもと思えるのです。
沼へようこそ
無論、個人的な嗜好なのですが、それが民族ラグならなおさらにそう思います。
トライバルラグは一度はまったら抜け出せない底なし沼。例えばリビングに1枚敷いたなら、玄関やキッチン、ダイニングテーブルの下やベッドの足元にも…と次々と取り入れたくなる魅惑のインテリアアイテムです。
トルコやイラン、アフガニスタンの遊牧民たちによって手作りされる部族の絨毯を指すトライバルラグ。伝統的な文様や独自のマークなどとにかく柄や色味の種類が豊富です。
だからこそお気に入りを見つけたくなる。しかもひとつ取り入れるだけで一気にお部屋が個性的になって、ぐっとインテリアの質を高めてくれます。
中でも代表的なラグのひとつがイランのシラーズ地方に住むカシュガイ族の遊牧民によって作られる織物「ギャッベ | GABBEH」。ペルシャ語で「ざっくりした」を意味する通り、厚手で毛足の長いふわふわとした触り心地が特徴です。
また草木染めされたウールで描かれるデザインは、自然にインスピレーションを受けたカラフルなものが多いのもギャッベならでは。さらに、現地では土足で使いながら何世代にも受け継がれていくそうで、かなりの耐久性があります。
今回は縦長のサイズを生かした花模様の1枚。地から空へと伸びる花々が描かれています。左下のツルの根元にいる赤い動物は馬でしょうか。
ブラウンやオフホワイトに近いナチュラルカラーがベースとなり、色とりどりの花やフリンジがより際立っています。
このサイズなら、キッチンマットとしてだけでなくベッドやソファ下にもぴったりはまりそうですし、ベンチ用のチェアマットにもよさそうです。
と、提案するふりをして我が家でも使える場所を探してみたり。やっぱりどうしても惹かれちゃうみたいです。
手作りの1点ものだからトライバルラグは色もデザインもサイズもすべてが出会い。これが沼から抜け出せなくなる絶対的な理由なのかもしれません。