Carl Hansen & Son
ML10097 EGYPTIAN TABLE
みなさんはエジプトと聞いて何をイメージしますか?
広大な砂漠にピラミッドやスフィンクス、そして多くの方が“ツタンカーメン”を想像するのではないでしょうか。
古代エジプトのファラオ・ツタンカーメンの墳墓が発掘されたのは1922年。実は、この発見が遠く離れた北欧の家具デザインに影響を及ぼすことになるのです。
インプションでも初のお取り扱いとなる、プレミアムなお品物の入荷が叶いました。
ロマンを現代に引き継いだ名作
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黄金のマスクで有名なツタンカーメンの墓には、マスクと同様に豪華絢爛な副葬品が大量に収められていました。
そのうちの一つが象嵌細工を施した折り畳み式のスタンド(スツールとも言われています)で、紀元前1300年代にはすでに、現代とほぼ変わらない家具の形が存在していたことに驚かされます。

そんな世紀の発見にインスパイアされたのが、北欧デンマークの建築家“モーエンス・ラッセン Mogens Lassen”でした。
バウハウスやル・コルビュジエから影響を受け、モダン建築のパイオニアとして知られる巨匠が、キャリアの初期にデザインしたのがこちらの『エジプシャンテーブル EGYPTIAN TABLE』です。
デザインはツタンカーメンの発掘と同じ1922年とされているので、ラッセンのアンテナ感度というかデザインに対する嗅覚が冴えていたのが想像できます。

大きなラウンド天板をクロスした脚部が支える印象的なフォルム。この脚部こそ古代エジプトのスタンドから影響を受けたものです。
それにしても、デザインの源泉が古代エジプトにあるとは想像もできないほど「北欧家具」然としていますね。
ちなみに、後にオーレ・ヴァンシャーも同様の機構を用いた「エジプシャンスツール」を作っていますが、デザイナーを惹きつける何かがあるのでしょうね。なかなか興味深いエピソードです。

ウェグナーが古代中国の椅子からアイデアを得てYチェアを生み出したというのは有名な話ですが、異なる文化圏の古典的な家具を現代的にブラッシュアップするという手法は、北欧家具デザインの重要なファクターと言えます。
ところどころにあしらった真鍮は、ファラオの華やかな生活を表現したのでしょうか。さり気ない異素材使いが、シンプルな造形の中にアクセントとして活きています。

こちらは現行のウォールナット Φ85サイズのオイルフィニッシュ仕様となります。立体的な杢目が表れているのは無垢材ならではの嬉しいポイントですね。
オイルフィニッシュは自然な木の質感が感じられ、光沢もややマットに抑えられているのでお部屋に馴染みやすいかと思います。

非常にシンプルながら品のある造形で、サロンやラウンジなどの設えとしても不足はないエジプシャンテーブル。
お部屋の空気感を決定付けそうな、センス良く取り入れてみたい一台です。
今回、驚くことに箱入りの未使用品として入荷しました。こんな機会は滅多にございませんので、新品のご購入を検討されていた方はお早めにお問い合わせくださいませ。
