IDEE
LAMPADAIRE 1 LUMIERE
フロアライトは、ただ部屋を照らすだけの存在ではありません。
光の向きや明るさ、佇まいそのものが空間の印象を繊細に変え、暮らしの質を大きく左右します。
だからこそ、生活に寄り添う機能性と、部屋の雰囲気を引き上げる造形美の両立が欠かせません。
本日は、そんな願いを叶えた特別な逸品のご紹介です。
線が語る、ミッドセンチュリーの造形美


「美意識のある暮らし」を掲げる日本のインテリアブランド、イデー(IDEE)。
ブランド名はフランス語の“理念”と、哲学的な“イデア(理想形)”に由来し、日常をより豊かにするための理想像を追い求める姿勢を物語っています。
オリジナル家具からテキスタイル、選りすぐりのプロダクトやアートまで、多様なジャンルを横断しながら世界観を築いてきました。

そのイデーの象徴ともいえるのが、名作「ランパデール アン ルミエール LAMPADAIRE 1 LUMIERE」。
1953年に生まれ、一時は生産が途絶えた“幻の照明”として知られていました。
1980年代にイデーが復刻を果たしたことで再び脚光を浴び、ブランドの核となる存在へと成長しました。


デザイナーは、ミッドセンチュリー期のパリで活躍したセルジュ・ムーユ。
彼は照明デザインに携わる以前、パリ応用美術学校で金属加工や銀細工を学んでおり、その技術的背景が独自のフォルムづくりに直結しています。
素材そのものの性質を研ぎ澄ませて生まれた形は、彫刻のような佇まいと柔らかな気配をあわせ持ち、見る者を惹きつける力があります。


細長く伸びる支柱は、すっと天へ向かって伸びる葦のようにしなやか。
シェードの向きを調整することで多様な光の広がりをつくり、シーンに合わせて雰囲気を変えられる点も魅力です。
セルジュ・ムーユが描いた独特の角度やラインは、イデーが再生産した今も国内工房の職人による手仕事で忠実に受け継がれています。


点灯していない時間ですら、空間に静かな緊張感と存在感をもたらすオブジェのようなフロアライト。
ミニマルでありながらどこかインダストリアルな気配も宿し、どの部屋に置いても自然と馴染む懐の深さがあります。
今なお古びることのないシルエットは、暮らしにモダンなアクセントを添えてくれるはず。

光の演出と造形の両面で完成度の高いランパデール アン ルミエールは、ただ“照らす道具”を超えて、住まいに思想と美意識をもたらしてくれる存在です。
時代を越えて愛されてきた理由は、その普遍性と手にした人の生活をそっと上質に引き上げる力にあります。
新しい灯りを迎えたい季節に、永く付き合える一台を選んでみてはいかがでしょうか。











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