Iittala
Ateenan aamu 「アテネの朝」
何年か前に、ミスチル好きな姉に連れられて、ミスチルのライブ“ヒカリノアトリエ”に行きました。主題歌やCMで使われている曲は分かるものの、私自身は進んでミスチルを聴いてこなかったので、そこまでの思い入れはなかったのですが、ライブの演出がハッとするような美しさで今でも記憶に残っています。それは、ステージ上の空間に大きなガラスの球体がいくつも散りばめられていて、照明が当たるとキラキラと反射する仕掛けのもので、虹色の照明が当たった時には、大きなシャボン玉のようで、曲の途中にも関わらず拍手をしそうでした。今回はその時のガラスの輝きにも負けない、美しいオブジェのご紹介です。
生活に、美しい鐘の響きを
>>この商品の詳細を確認する
「フィンランド・デザインの良心」と呼ばれ、20世紀のデザインに多くの革新をもたらした巨匠“カイ・フランク”。ガラス素材を熟知したスペシャリストとして、数多くの素晴らしいアートピースを残しています。そんな彼が、ギリシャの美しさに影響を受けて作成したのが、こちらの“アテネの朝 Ateenan aamu”です。

アテネの朝が表現しているのは、日曜日の朝に響く、教会の鐘の音。
アテネの日曜日は多くのお店が閉まっていて、人の外出も少なくひっそりとした静けさにつつまれているんだそうです。その中で響く、教会の鐘の音を想像するだけで心が落ち着きますが、こちらのガラスが風や空気の流れに合わせて奏でる響きも、シャ~ンと柔らかく、その場の空気を澄んだ音色で包んでいきます。

ランダムに並ぶ、大小さまざまなクリアガラスの球体は、周りの景色を取り込んで揺らめきます。朝は温かな日差しできらきらと輝き、日が暮れて夕日が差し込めばオレンジに染まったガラス球に。季節が変われば、また違った趣きを見せてくれます。

シンプルなデザインながら、空間を表情豊かに彩ってくれるアテネの朝。窓辺はもちろん、玄関や階段の踊り場など、殺風景になりがちなところも、これさえあればたちまちオシャレな空間になります。今回3本セットでの販売となりますが、徐々に本数を増やして、たくさん吊るしてみても、いつもと一味違う雰囲気を味わえそうです。

取り付け方は、レールもしくは、石膏ボード用フックなどを付けた天井に、付属のテグスを使って結びつけます。それぞれの上端を揃え、球体をなるべく近づけた状態で取り付ければ、音が良く鳴り、風鈴のような役割に◎
モビールとして楽しみたい時には、球体同士を離して、それぞれの高さをずらすと、ぶつかり合いません。

視覚にも聴覚にも楽しいアテネの朝、いかがでしたか?風が吹いていない時でも、ついついカランと鳴らしたくなってしまう、穏やかで深みのある音色です。是非この機会に、美しい鐘の響きを暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。
