African Hand Carved Stool
暮らしや風土を映す道具、民芸家具。
その土地や生活に適応し生まれた家具は独自の形状を持ち、既製品には無い強い魅力を放ちます。
匿名性を帯びた正体不明の存在感。
遠い場所の民族が生んだ、その場所の為の椅子のご紹介です。
生活のかたち
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本日ご紹介させて頂くのはこの2脚。
エチオピアのジンマスツールとコートジボワールのセヌフォスツール。
どちらも無骨ながら異なる個性と魅力を持った民芸椅子です。
西アフリカのコートジボワール北部に暮らす先住民、セヌフォ族。
セヌフォスツールは彼らが暮らしの中で使う民具。
一切のつなぎ目の無い造りと四本脚が特徴です。
歪ながらどこかキャッチーな佇まいが愛らしく、座りやすくくぼませた座面のくぼみも印象的。
スツールとしては勿論、サイドテーブルや花台としても活躍してくれそう。
無垢材を削り出しかたちづくられた佇まいは圧巻。
天板と太い脚とのバランスがなんとも魅力的でいきもののような愛嬌を見せてくれます。
コーヒー発祥の国と言われるエチオピア、ジンマ。
古くから木工品の生産で知られ、ダイナミックでプリミティブな作風は多くのファンを虜にしています。
3本脚のスツールはジンマの民具の中でも代表的な木工品です。
丸太を一刀彫りで仕上げた力強く荒々しい佇まいが美しく、ひとつの作品のような存在感を放ちます。
こちらも多様な使い方が出来そうです。
天板角や脚のエッジによるメリハリと曲線のバランスは非常にデザイン的。
3本に広がる形状の脚を持つジンマのスツールですがどのような過程を経てこの形状になったのでしょうか。
こちらも手仕事ならではの魅力を持つ、二つとない特別な一脚です。
ひとつの木材の塊を用い作られたふたつの民芸椅子。
共通点は多いものの異なる魅力とかたちは暮らしや生活、風土の若干の違いが表れたものなのかもしれません。
豊かな表情に触れる度に、異国の景色を想像させてくれそうです。
Senufo Stool
Jimma Stool