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仕事を休んででも行きたい! インテリア系オススメ展覧会まとめ
2018年夏、くじけそうなほど暑いですね。 今年から導入されたインプションスタッフTシャツ(会社支給)が一日一枚では到底足りず、高橋英樹さんが桃太郎侍を演じていた時にメイクが落ちないように押していたという汗を抑えるツボをこっそりぐりぐりする毎日です。
さて、夏休みということもあって電車に乗るとつり革にも駅のホームにも展覧会情報が目立つように感じます。今回はその中で、仕事を休んででも行きたい!という基準でオススメ展覧会をご紹介いたします。
今回ご紹介するのは
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東京近郊編
「六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展 建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」森美術館 六本木 東京
引用元:六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展 建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの[/caption] 4/25から開催され、建築、インテリア界隈のインスタでも多く目にする森美の「建築の日本展」。丹下健三、谷口吉生、安藤忠雄、妹島和世など日本の建築史に名を遺す建築家の軌跡や、縄文時代から現代まで100に及ぶプロジェクトを400以上の展示で紹介されています。原寸大で表現された千利休の茶室や1/3スケールの丹下健三自邸、ライゾマティクス・アーキテクチャーによる体感型3Dインスタレーションなど、通常建築系の展覧会だと文献などの紹介に偏りがちなところを幅広く楽しめるエンターテインメント性も兼ね備えた、森美術館ならではのキュレーションが魅力の展覧会です。戦後の名作モダニズム家具と香川県庁舎執務室の仕切り棚で構成されたブックラウンジは、展覧会をより深く理解できる書籍が揃っているそうです。1度では味わいきれなさそうな充実した展示内容ですね。 会期 2018.4.25(水)~ 9.17(月) 会場 森美術館 詳細は » 公式ページ でご確認いただけます。
「日本・フィンランド外交関係樹立100周年記念 フィンランド陶芸 ―芸術家たちのユートピア」目黒区美術館 目黒 東京
フィンランド陶芸 芸術家たちのユートピア | 目黒区美術館[/caption] フィンランドと日本の外交関係樹立100周年記念ということで開催されているこちらの展覧会。昨年開催されていた「フィンランドデザイン展」が記憶に新しいですが、今回はプロダクトではなく芸術作品に焦点を当てた内容になっていて、陶芸とガラス作品を中心に構成されているそうです。量産品のプロダクトでは無い作家の手跡が残るアートピースを見られる機会は日本ではあまりなく、こちらも外せない展覧会です。 会期 2018.7.14.(土)〜9.6.(木) 会場 目黒区美術館 詳細は
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「イサム・ノグチ ─ 彫刻から身体・庭へ ─」オペラシティアートギャラリー 初台 東京
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引用元:イサム・ノグチ ─ 彫刻から身体・庭へ ─[インフォメーション]|東京オペラシティアートギャラリー[/caption] プロダクトであればコーヒーテーブルやAkariシリーズのランプのデザイン。また「モエレ沼公園」をはじめとしたランドスケープデザインなど、空間を構成するものを彫刻した芸術家、イサム・ノグチ氏の展覧会です。場所は新宿の隣駅、初台のオペラシティアートギャラリー。今年は年始から「谷川俊太郎展」、「五木田智央PEEKABOO」と話題の展示を立て続けに開催しており、今回も期待の展覧会です。今までバラバラに捉えていたイサム・ノグチの作品群ですが、辿った歴史や初期作品に触れることで、新たな視点を持てそうです。 同ビルにはメディアアートのメッカ、ICCインターコミュニケーションセンターもあり、ぜひ1度は足を運んでいただきたい場所となります。 また、新宿方面に歩くと、新宿パークタワーの3~7FにリビングデザインセンターOZONEがあります。こちらは5フロアにインテリアショップやショールーム、資料室があるインテリアの情報センターとなり、コンランショップ新宿本店、ダニエル東京、暮らしのかたち(旧にっぽんフォルム、ノルディックフォルム)、関家具、Kitaniのショールームなど錚々たる顔ぶれです。5Fの暮らしのかたちでは9/25までオペラシティでの展示に合わせて「イサム・ノグチとAKARI」という展示が開催されています。 会期 2018.7.14(土)~9.24(月) 会場 東京オペラシティ アートギャラリー[3Fギャラリー1, 2] 詳細は
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「ブラジル先住民の椅子 野生動物と想像力」東京都庭園美術館 白金台 東京
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引用元:東京都庭園美術館|ブラジル先住民の椅子 野生動物と想像力|2018年6月30日(土)-9月17日(月・祝)[/caption] ポスター欲しいです。これは絶対行きたいです。民芸を辿ると先にあるような、プリミティブな形。会場構成は建築家の伊東豊雄氏が手掛けており、場所は東京都庭園美術館。ブラジル・サンパウロのアート・建築関係の出版社ベイ出版の≪ベイ・コレクション(300点超)≫から選りすぐりの作品を展示しています。今回展示されるのはアマゾン河やシングー川流域で暮らす先住民による一木造りの椅子で、日常生活からシャーマンによる儀式まで、生活、伝統や宗教観、神話と深く繋がりを持ったコミュニティ内のシンボルに位置するモノ。ディープな世界観に付いてこられる人が見つからず一人で行くことになりそうですが、夏季(7月20日ー8月31日までの毎週金曜)はサマーナイトミュージアムと称して21時まで営業していたり、夜間開館実施日は学生証提示で17時以降の入場が無料になったりと何かとキップの良い東京都庭園美術館。旧朝香宮邸(本館)とホワイトキューブ(新館)を伊東豊雄氏がどんな風にインスタレーションを展開させたのか、観て損はないですよ! 会期 2018.6.30(土)~9.17(月・祝) 会場 東京都庭園美術館 詳細は
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「没後50年 河井寬次郎展 ―過去が咲いてゐる今、未来の蕾で一杯な今―」パナソニック汐留ミュージアム 汐留 東京
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引用元:河井寬次郎展 | 汐留ミュージアム | Panasonic[/caption] 近代陶芸や民藝運動で知られる河井寬次郎の大回顧展です。陶芸作品だけでなく、木彫や書も合わせて130点とボリュームのある展示。仕事の全貌から、精神世界に迫る内容となっているそうです。 会期 2018.7.7(土)~9.16(日) 会場 パナソニック 汐留ミュージアム 詳細は
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「没後20年 特別展 星野道夫の旅」IZU PHOTO MUSEUM 長泉町 静岡
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引用元:IZU PHOTO MUSEUM|展覧会[/caption] 極北紀行を重ねた写真家、星野道夫氏の展覧会です。名著として知られる「旅をする木」の著者であり、アラスカでの20年間に及ぶ紀行の中で撮影された写真と、彼の言葉はファンが多いのも納得。現代に生きることを遥かに高い視点から俯瞰できるような言葉にあふれています。クレマチスの丘に佇むIZU PHOTO MUSEUMは気持ちの良いところで、伊豆まで小旅行も兼ねて行きたいです。 会期 2018.7.14(土)~9.30(日) 会場 IZU PHOTO MUSEUM 詳細は
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「太陽の塔リニューアル記念「街の中の岡本太郎 パブリックアートの世界」」川崎市岡本太郎美術館 向ヶ丘遊園 神奈川
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太陽の塔リニューアル記念 「街の中の岡本太郎 パブリックアートの世界」[/caption] 生田緑地に突如現れる岡本太郎美術館。場との迎合を否定し、対立することで場とモノの個性が輝くという岡本太郎の思いが感じられる美術館です。今回の企画展はそんな岡本太郎のパブリックアートに焦点が当てられています。太陽の塔の改修工事が完了し、内部の見学チケットは入手困難だそうですが、こちらでは初期作品の原型、原案からスケッチなど、全国に散りばめられた作品の制作背景から紹介されています。 会期 2018.7.14(土)~9.24(月) 会場 川崎市岡本太郎美術館 詳細は
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全国編
「バウハウスへの応答」京都国立近代美術館 左京区 京都
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引用元:バウハウスへの応答 | 京都国立近代美術館[/caption] 京都です。バウハウスの展示というとちょうど10年前に東京藝大の美術館で開催されていた≪バウハウスデッサウ展≫が思い出されます。1919年にドイツ・ワイマールで創立した教育機関のバウハウスは2019年に100周年を迎え、日本では「バウハウス100ジャパンプロジェクト」が展開されるそうです。新潟、兵庫、香川、静岡、東京と巡回するようですが、東京に来るのは2020年だそう。待ちきれないので京都に行きましょう。 会期 2018.8.4(土)~10.8(月・祝) 会場 川崎市岡本太郎美術館 詳細は
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「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法」三重県立美術館 津市 三重
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引用元:三重県立美術館 サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法[/caption] こちらは東京では練馬区美術館で開催されていたサヴィニャック展。現在は三重県津市で開催されています。膨大な原画の量に圧倒されること間違いなし。可愛らしくユーモラスなタッチで描かれるポスターや絵本の挿絵はミュージアムショップでお土産を見ていてもワクワクしてしまいます。 会期 2018.6.30(土)~9.2(日) 会場 三重県立美術館 詳細は
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「スゥ・ドーホー : Passage / s パサージュ」 十和田市現代美術館 十和田市 青森
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引用元:十和田市現代美術館開館10周年記念展 スゥ・ドーホー : Passage / s パサージュ » 十和田市現代美術館 | Towada Art Center[/caption] 日本で行くべき現代美術館の一つである十和田市現代美術館。スゥ・ドーホーはオープン時にコミッションワークを依頼され、常設展示されています。「Passage/s」は半透明の布を使った没入感の強いインスタレーション。雑誌の表紙に掲載されていて、部屋の模型のようなピンク色のパーティションを目にした方は多いと思います。10月まで開催されていますので夏休みの混雑時期が終わってからでも出かけてみたいです。 会期 2018.6.2(土)~10.14(日) 会場 十和田市現代美術館 詳細は
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「岩合光昭写真展〈ネコライオン〉」佐野美術館 三島市 静岡
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引用元:開催中の展覧会 | 佐野美術館 Sano Art Museum[/caption] 岩合さんのネコ写真展です。岩合さん、猫以外も撮ってるんですね。ネコ歩きのイメージ一色でした。如何にも夏休み企画!という感じで家族で楽しめそうです。 会期 2018.7.7(土)~9.2(日) 会場 佐野美術館 詳細は
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まとめ
ところで皆さん、夏らしいこと、しましたか?私は川で水切りをしましたよ!以上です! 夏休み後半戦は、どんなふうに過ごしますか? お出かけの参考になれば、とインテリアショップらしいまとめを作成するつもりでしたが、ちょっとばかり趣味の偏りが生じてしまいました(汗 この時期は美術館や博物館が、普段足を運ばない方でも楽しめるような様々な企画展を開催しています。暑くて外に出るのもおっくうになる夏ですが、屋内でも楽しめる展覧会にお出かけしてみてはいかがでしょうか? ご紹介した展覧会は2018年夏季のものとなります。