BRAND | ブランド

オカムラ｜Okamura

PRODUCT | 商品名

ビンテージ ホームユニット ウォールユニットシェルフ

DESIGNER | デザイナー

GKデザイン GK Design　　

SIZE | サイズ

約 W207.5（脚部ゴムパーツ含まず：201）×D46.5（取手含む）×H216 cm

STAFF_BLOG

PRODUCT DETAIL | 商品詳細

日本におけるプロダクトデザインの歴史を感じさせる、オカムラ | okamuraよりウォールユニットシェルフです。

戦後間もない1945年の10月に横浜は岡村町に創業したオカムラ。敗戦によって業務自体が激減した航空機メーカーに勤めていた創業者 吉原謙二郎らが培った金属加工を活かした製品を手掛けた事から始まっています。

駐留する米軍へのスチールやアルミによるアイテムからトルクコンバーターなど動力機関の製造も手掛け、後の国産飛行機の飛行成功例として知られる「N-52」や日本初のFFオートマチック車「ミカサ」などを開発する等、日本の発展に大きく寄与したメーカーブランド。
現在はオフィスファニチャーを中心に世界的な活躍を見せ、世界中における売り上げ4位を記録するなどその躍進は続いています。

今回は1971年に発表され、通産省（現：経済産業省）のグッドデザインを受賞したホームユニットの1台。
デザインはキッコーマンの醤油瓶から東京都を表すイチョウのマーク、日本の電鉄車両デザインなどにはじまり現在も多数の活躍を見せるGKデザインが手掛けています。

ミッドセンチュリーデザインを代表するデザイナー、ジョージ・ネルソンによって1957年に発表された壁面収納、CSSシリーズ。
その影響を色濃く感じさせるモダンなデザインです。

用途に合わせて奥行の異なる棚板、キャビネット、デスク、マガジンラックにハンガー、コーナーラックが用意されており、一人暮らしから家族が増える事によるファミリーユースにも対応する柔軟なシステムユニットであった事が伺えます。

取り付けはウォールコネクターと呼ばれる樹脂パーツを壁面にビス留めし、ブラケットと呼ばれる棚板の支持パーツをコネクターの高さに合わせてポール（柱）に取り付け。
そうして旗のような形になったブラケットの先と、ウォールコネクターをビス留めしてから棚板を載せてゆく形です。

今回は3列分のパーツが揃った贅沢な1台。
基本の棚板に、簡易的な作業台としてもご使用頂ける棚板（大）、地面に設置する据え置きタイプの片開きキャビネットと5段ケースが付属しています。
キャビネットの棚板は、3段階で高さを調整できるので保管するものに合わせて対応できます。
棚板は1センチと細かいピッチで調整も可能なため、収納物を選ばず活用出来る機能的なデザインプロダクトです。

ウォールナットカラーの木部、ポールにはブラックカラーも挟まりまさにミッドセンチュリーの雰囲気。
ユニット家具のため充分な状態で揃う事は難しく、今再評価されるジャパンビンテージは見つける事の難しいアイテムとなっています。

一面を使うに値する、贅沢な収納。気になる方はどうぞこの機会をお見逃しなく。

【参考寸法】
棚板：幅57 × 奥行26
棚板（大）：幅84 × 奥行40
5段ケース（1段につき）：幅81 × 奥行41.5(把手含む) × 高さ12
※全てセンチ表記

CONDITION | コンディション

こちらはビンテージのお品物です。 経年と使用に伴う擦れや傷、打痕、突板の剥がれが散見されます。また、フレーム、抽斗の内部には取り切れない錆、くすみ、汚れが見受けられます。 全体として多少の使用感はございますが、機能を損なうような大きなダメージなどは特にございません。