シボネ CIBONE フラットテーブル FLAT TABLE “raftered” ダイニングテーブル 長坂常 スキーマ建築計画 ●

BRAND | ブランド

シボネ｜CIBONE

PRODUCT | 商品名

フラットテーブル FLAT TABLE “raftered

DESIGNER | デザイナー

長坂常 Jo Nagasaka　　

SIZE | サイズ

約 W205.5 x D72 x H71.5 cm

STAFF_BLOG

PRODUCT DETAIL | 商品詳細

” シボネ / CIBONE ” は2001年にオープンした比較的新しいショップながら「 Style Remix / スタイル・リミックス 」をコンセプトに、ヨーロッパを始めとする国内外の人気デザイナーやブランド、コレクションで発表されたばかりの鮮度の高いトレンドアイテムを一早く発表し、洗練された家具やインテリア雑貨だけでなく、洋書から音楽～洋服に至るまで、生活に関わる商品全般をジャンルやテイストの枠に捉われず、自由な発想で提案する大人のライフエディトリアルショップです。

こちらはスキーマ建築計画主宰の長坂常氏が行っていた" FLAT-Project "を基に、同氏との協働で2009年に発表した『 FLAT TABLE “raftered” 』になります。2022年に新たなカラーバリエーションで復刻されておりますが、こちらは復刻前の初期モデルと思われます。

同シリーズは長坂氏が小学校時代の図工の授業で、「色水が深いと濃い色に見え、浅いと下が透ける」という発見がきっかけとなり、" FLAT-Project "は、顔料を混ぜたエポキシ樹脂をレベル差50mm程の凸凹がある床に流し、深いところは濃くなり浅いところは透明に近づいて色むらのある床を誕生させた事から始まります。

その後、凹凸のあるアンティークテーブル等、実験的な手法は建築から家具へと応用され、量産可能な現在のフラットテーブルが生まれました。

厚みの異なるLVLの角材を並べて天板に凹凸をつくり、そこにエポキシ樹脂を流してボーダー状の模様を生成。手法は確立されながらも、そのユニークな作業工程と性質により、完成される製品はひとつひとつ表情が異なり、量産型のプロダクトでありながらも、一点物のアートピースの様な表現力をあわせ持ちます。

フレームの製作には日本屈指の技術力を持つカリモクの技術協力を仰ぎ、天板のエポキシ加工はペインターなかむらしゅうへいが自ら仕上げています。

角材を使用した人工的な直線構造でありながら、「色水の濃淡」という液体の流動的な要素が加わり、「固体 vs 液体」という相反する表情が絶妙なバランスの中で融合。唯一無二の世界観を確立しています。

CONDITION | コンディション

使用に伴い、天板に擦れや傷、落としきれない汚れ、表面の樹脂の劣化によるべたつきと角度によって見えるくすみ、ペン痕が複数見受けられます。
また、脚部には傷や打痕、突板の欠け、黒ずみ、天板と脚部を繋ぐネジに歪みがございますが、取り付けに問題は見られません。
その他、構造上の横揺れを感じさせますが、使用に問題となる大きなダメージの見られないコンディションを保っております。