US Vintage
Teak Wood AV Board
これって、本当にアメリカ生まれ?と一瞬疑ってしまいました。
というのも、USビンテージ家具といえばウォールナットやオーク材のイメージ。チーク材というのは案外レアではないでしょうか。
でもこの溢れんばかりのミッドセンチュリー感に、ひと目見たときからけっこう心を奪われちゃっています。
だけじゃない!
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ただ実際のところ、アノニマスなこちらのAVボード。刻印やシールはなく、有名なファクトリーメーカーでも見かけないデザイン。
前保有者様からの情報と背裏にあるアメリカの運送会社・North American Van Linesのステッカーが決め手となり、USビンテージとしての取り扱いとなりました。
もしかしたら他国から輸入された時に貼られたステッカーで、本当はアメリカで販売されていただけかも説も考えてみたのですが、疑い出せばキリがありません。
そんな風に長い時を経て、国を越えて、日本にやってきた家具の背景を思い浮かべたり推測するのもまた面白いものです。
ベールに包まれたバックボーンもさることながら、もちろんこのアイテムの魅力はそれだけではありません。
そこかしこに散りばめられたさまざまなコントラスト。あらゆる対比を集約させて生み出された風貌がたまらなくかっこいいのです。
まずは色。赤みを増し落ち着いた深みのあるチーク材×その木肌を引き立て引き締める差し色ブラック。特に脚部は手が込んでいます。
次に質感。メラミン天板の艶感×滑らかな手触りながらマットな木部。よく見るとエンボスで不思議な模様があしらわれた小さな把手も可愛いアクセントです。
そして最後は扉の向こう。向かって右のオープンスペース×向かって左の縦型仕切り棚。きっとレコードをしまうためにこの形状になっているのでしょう。
TVボードとしてテレビを置くのはもちろんですが、このデザインを目の当たりにするとプレーヤーを置いて音楽を楽しむローボードとして迎えたくなる気がします。
色だけじゃないツートン。テレビだけじゃないAVボード。ウォールナットだけじゃないUSビンテージ家具。ここまでそそられるミッドセンチュリー家具にはそうそう出会えません。
チーク材だからこそ北欧インテリアにも溶け込み、ブラックが入っているからこそモダンスタイルとも相性が良い。さらに幅123cmのサイズ感も取り入れやすい。
レトロさだけじゃないアメリカンミッドセンチュリーの魅力がたっぷりとつまった1台。味わえるのはこの家具だけです。