US Vintage
Enamel top Table
こんにちは、ユキナです。
インプションで働く楽しみのひとつは、今までに見たことのない家具・インテリアと出会えることだったりします。
特にビンテージ家具には、現代の生活とはかけ離れた用途で実用されていたものが存在し、「この家具は元々何のために作られたんだろう?」と思うこともしばしば。
詳細が出てこないこともあり、自分で想像を膨らませる時間もまた楽しいんです。
現行ではまず出会えない!
ビンテージならではの素材を用いた万能テーブル
>>この商品の詳細を確認する
食器や調理器具などで使用されることの多い"ホーロー(琺瑯)"という素材。今回はそんなホーローを用いた珍しい家具をご紹介させて頂きます。
是非最後までお付き合い下さいませ。
ホーロー天板のテーブルを自分なりに調べてみたところ、元々は「キッチンテーブル」や「ベイキングテーブル」と言って、料理やパン・お菓子作りをする作業台として使用されていたんだそう。
(英国ビンテージには、ホーローと木の両面を備え、ひっくり返して使用できる画期的なテーブルもあるようです。)
こちらのテーブルの天板裏には、「 U.S SUPERIOR SLEEPRITE 」の文字と「FEB. 1949」の文字が印字されており、
正確なメーカーなどの詳細は不明ですが、恐らくUS製の1949年2月に作られたものかと思われます。
当時のアメリカの日常には馴染みのある家具だったのかもしれませんね。
そもそもホーロー(琺瑯)とは一体どのような素材なのでしょうか?
ホーローは、鉄、アルミニウムなどの金属材の表面、ガラス質の釉薬を高温で焼き付けたもの。
メリットをいくつか挙げてみました。
メリット①お手入れが簡単
キッチンまわりの油汚れなど、水分が染み込みにくく、水拭きで簡単に落とすことが出来ます。
メリット②熱に強い
火で炙っても変色・変形しにくい程、耐熱性が非常に高く、熱い鍋なども直接置いて頂けます。
メリット③湿気に強い
湿気による染みやカビ、傷みや腐食などがなく、水まわりに最適な素材と言われています。
ホーローという素材を何となく分かって頂けたところで、テーブルの細部を見ていきましょう。
幕板から脚部にかけてはスチールが用いられています。ホワイトのペイントが施されており、塗装の剥げ具合や日焼け具合から経年を感じることができますね。
光沢のあるシルバーの丸脚によって、全体が引き締まり、スッキリとした印象に仕上がっています。
ダイニングテーブルにはカトラリー入れにしたり、デスクには文房具や書類入れにしたり、実はとっても便利な引き出しが備わっています。
雑誌もスッポリと収まる大きめサイズは使いやすそうです。
デザインとしても、白に黒い取手のモノクロのカラーリングがレトロで可愛らしいですよね。
当時と同じようにキッチン・水回り用の作業台として、ガレージやアトリエ用の作業台として、ダイニングテーブルとして・・・
約100cmとコンパクトな扱いやすいサイズで、様々なシーンや用途で活躍してくれそうです。
汚れなどを気にせずガシガシお使い頂けるところも嬉しいポイントですね。
ホーロー素材を家具に使うというは、現代にはない発想かもしれません。古いビンテージならではの家具を、是非この機会に取り入れてみてはいかがでしょうか?