UKビンテージ Vintage チーク × ローズウッド 6段チェスト ミッドセンチュリー 英国家具 ~時はいっせいに~

UPDATE: STAFF:トリス
UKビンテージ Vintage チーク × ローズウッド 6段チェスト ミッドセンチュリー 英国家具  ~時はいっせいに~

UKビンテージ Vintage チーク × ローズウッド 6段チェスト ミッドセンチュリー 英国家具 ~時はいっせいに~

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UK Vintage 6dr Chest with Teak & Rosewood

普段何を考えているのか分からない人間と違って、植物はとても素直。 実感していらっしゃる方も多いと思いますが、数日前に前触れもなかったキンモクセイが狙ったかのように一斉に花開きました。あの匂いを嗅ぐと、もう冬も近いのだなと実感します。 私は年の瀬が視界に入ってくるとなんとなく、寒くなる前に家の中を充実させておきたい気持ちになります。なります、、よね?(笑) そんな方にご紹介したい、気持ちの上がる収納がございます。 よろしければ是非、最後までお付き合い頂けますと幸いです。

なぜか嬉しくなる

>>この商品の詳細を確認する ビンテージ。多くの人が魅力を感じるワードですが、その魅力も様々。 ですが、大きなくくりで言うならば「当時でしか出来なかった」という要素があること。 それが、アイテムの魅力を引き上げるポイントになっています。 そういった意味では今回はスタンダード。 「昔の時期にしか作れなかった」アイテムになります。 同じ設計通りに作れれば形は真似できるのかもしれません。 ですが用いられた材料はそうもいきません。 全体に使われているのはチーク材。 船の竜骨(りゅうこつ)といった構造材に使われる程の強度、そして虫食いや腐食等にも強い豊富な油分が特徴です。 その油分もあってか、年月を経る事で深くなる色味はブランデーのように蠱惑的な魅力を持っています。 当時としても高級材で、日本では百貨店が手掛けるものや舶来品でしか見ることができなかった程。 良質なチークはミャンマーをはじめとする東南アジアが原産でしたが、今では資源保護のため伐採は制限され新たな入手が難しい状況です。 そして把手にはローズウッド。ちなみにローズという名が付いていますがバラではございません。 名前の由来としては木を切った時に木口(こぐち)から香る匂いがバラに似ていたからのよう。 ざっくりと言うなら紫檀(したん)、黒檀(こくたん)といった植物の仲間。 同じ体積の木でも、硬度が高ければ音の伝わりも良いためギターから、オーボエやクラリネット等(※)楽器でも珍重されている素材です(※厳密には仲間のグラナディラが該当します)。 中身が緻密で重く、そしてなにより丈夫。密度が高すぎるために木材貯蓄用のプールに入れると底に沈んでしまうものもあるとか。 イギリスや中国、北欧の名品でも、華奢なデザインを成立させるためにローズウッドが使われたものも多く存在します。 頼りがいのある材でしたが、緻密に育つ木はゆっくりにしか育ちません。 一度に多くが伐採されてしまったため、今ではワシントン条約で絶滅危惧種に指定される程の希少な材になっています。 話は変わって、イギリスはクラシックなデザインの印象がありますが、こんなモダンなアイテムも手掛けています。 経緯としてはミッドセンチュリーと呼ばれる1940年~1970年頃に掛けて、機能的で作りも良い北欧の家具が世界的な人気となり、イギリスの家具業界が苦戦したことにあるようです。 そのため北欧の優れたアイテムから学んだ北欧スタイルのアイテムが、この時期イギリスでも良く見られるようになるのです。 北欧らしい素材を身にまといながら、どこか素朴な見た目。 家具づくりの職人たちが、今まで鍛えた技術と新しい価値観との融合に戸惑いながらも取り組んでゆく。そんな歴史が形として残っているのだから興味深いですね。 抽斗は上2段と下4段の計6杯。「トールボーイ」と呼ばれるタイプで、スリムな幅に対して収納力があるのが特徴です。 上段の 内寸はおおよそ 幅57.5 × 奥行き 37 ×深さ 8センチ。下段は深さが14センチに変わります。 参考までに厚手のネルシャツを入れてみましたが、薄手のものなら上段でも2枚重ねて収納出来そうです。 上段は思い切って、ざっくりニットや羽織もののブランケットなんかを入れても良いかもしれませんね。 寒さを感じて、アクセスしやすい抽斗を開けば、そこには質感たっぷりの温かな衣類。 これが毎日の暮らしにあったら、とても贅沢な気分になれそうです。 ただビンテージのアイテムがポツンとあるのではなく、作られた当時の状況や、抱えていた問題がある。 それを解決したのが北欧なら、それにならって開いた花が今回のアイテムと言えそうです。 昔の時期にしか使えなかった素材があって、丁寧なつくりだから長く使えて、過ぎた時間がまた新たな魅力を加えてくれる。 それを味わえるのがビンテージの醍醐味。是非使いながら、その不思議を体感してみて下さい。

UKビンテージ Vintage チーク × ローズウッド 6段チェスト ミッドセンチュリー 英国家具 ~時はいっせいに~

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