UK Vintage
Stacking Cabinet / Bookcase
暖かかった今年度の冬はじめ。ようやく寒波が来たと思ったら、関東でも雪が降る程の勢いとなりました。
仕事始めからそろそろエンジンが掛かってきた方も多いと思います。僭越ながら、寒さに負けないよう頑張ってゆきましょう。
今回はちょっと遊び心のあるアイテムをご紹介。
宜しければ最後までお付き合い下さい。
飾るも使うもサマになる
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今回はイギリスビンテージのキャビネット。
洋家具の歴史をたどってゆくと出会う、クラシックな雰囲気が感じられる一品です。
スクエアなフォルムは使いやすく、お部屋の輪郭に馴染みやすいデザイン。
深いブラウンの塗装は少し厚めに施されているのか、擦れやキズからは木そのものの色合いも覗いて、その丈夫さを主張しているよう。
使い継がれたアイテムならではの味わいが感じられます。
そして今回のアイテムならではの特徴、スタッキング。天板、収納のボックス部、土台と3パターンの組み合わせになっています。
ボックスの高さは一つにつき約28.5センチ。一番低い組み合わせからひざ丈の50.5センチ、脚の付け根くらいの79センチ、腰の上107.5センチと、間に挟むボックスの数によって印象をコントロールできる仕組みになっています。
天板はフラットで、幅 87 × 奥行 30センチと割り合い広めなスペースになっているので、サイズによってはテレビボードとしての使い方も出来るかもしれません。
ボックスごとにガラスのフラップ扉が付くので、キチンと飾られているような使い方も、手を入れやすいオープンな使い方も可能です。
扉を引き出し仕舞う時には、側面に彫られた溝を金具が滑ってゆく様子が音と手触りで感じられます。今ではベアリングが付いたレールでスムーズに使える物も多いのですが、こんなアナログな仕掛けの方が「使っている」実感を楽しめるような気がします。
元々はブックケースとして作られた一台。内寸は幅 82 × 奥行 25.5、高さはフラップ扉を上げた状態で 23センチと、文庫から単行本くらいまでなら余裕を持ってお使い頂けるサイズ感。
詳細な製造時期は不明なのですが、このブックケースが作られた時代には本が今よりも貴重であったことを感じさせてくれますね。
時代が現在に近づくにつれて、木製の家具はプラスティックや金属といった素材に少しずつそのシェアを奪われてゆく形となりますが、それまでの大部分を占め、1000年を優に超える付き合いのある木材はいつでも安心できる原点のようなもの。
単なる使う収納から少し踏み込んだ、暮らしへの工夫と遊び心が感じられるビンテージアイテム。味わいのある1台をお探しの方は是非この機会にいかがでしょうか。