UK Vintage
OakWood Cabinet
知れば知る程深みに嵌っていくビンテージ家具。
経年によって味わいが増す木材の色や表情や、形や作りによって見えてくる歴史など、時間の流れと誰かの手が加わることで生まれる唯一無二の深みは、現代ではなかなか完璧に再現し表現することが出来ない、特別な魅力があります。
本日はご紹介させていただくのはそんな木材と年代の深みを感じることができる、UKビンテージのキャビネットです。
控えめな気品
UKビンテージやUKアンティークの家具というと、豪華な装飾や彫刻等が随所に散りばめられているものが多いイメージがあったりします。
今回ご紹介するキャビネットは対して、パッと目を惹くような華美な装飾はなく、直線的でシンプルなデザインのもの。
シンプルが故に面白みがないと思うかもしれないですが、だからこそ引き立つ魅力もあります。
経年で味わいが増し、深く温かなブラウンへと変化するオーク材。
美しい艶や落ち着いた色合い、ビンテージ特有のダメージ感は重厚感のある雰囲気を放ちます。
また、良質なオーク材にしか現れない特徴的な杢目である、「虎班(トラフ)」も家具の表情を作るのに一役買っています。
抽斗や開き扉の鏡板に施された波模様の彫刻や、天板上と脚部に付けられた幕板は上品さを演出。
金具細工把手には植物をモチーフにしたような細かな彫りが施されており、英国王室のような気品を放っています。
横幅68cm、奥行43cm、高さ91.5cmと使い勝手の良いコンパクトなサイズ感と、直線的なシルエットも相まってすっきりとした印象に。
一杯の抽斗と扉収納を備え、本や日用品の収納として、食器棚やキッチン収納としても丁度良く、コンパクトな見た目に対してしっかりと収納できる容量があります。
敷居が高いと思われがちなクラシカルデザインのアイテムですが、意外にも和室との相性が良かったり、合わせるアイテムでさらに魅力が増す奥深いものばかり。
他のUKビンテージ家具と合わせるのは勿論、日本の民芸家具や近い色味のミッドセンチュリー家具など合わせてみると、重厚な雰囲気がリンクしながら文化の違いを感じることができ、面白いかも知れません