J.L.Moller
Model No.77 Dining chair

たった一脚置くだけで、空間の空気をガラッと変えてしまう。

そんな圧倒的な存在感を放つ名作チェアたち。

インテリアに少しでも興味があるなら、「いつかは名作チェアを…」なんて一度は思ったこと、ありませんか？

そんな憧れを叶えてくれる一脚が、今回入荷しました。

こんな名作チェアを迎え入れて、ただ眺めながらグラスを傾ける。

それだけで、なんだか贅沢な時間が始まりそうです。

え？「いや、ちゃんと座ろうよ」って？

まあまあ、そんな野暮なことは言わずに（笑）

だって、見ているだけで満たされてしまうくらい、可愛いんですから。

デンマーク名作チェアの真価

北欧家具好きなら、きっと一度は耳にしたことがあるはず。

1944年、家具職人でありデザイナーでもあったニールス・オットー・モラーが立ち上げた、デンマークの名門「J.L. MØLLER（ジェイエル・モラー）」。

その哲学と技術が詰まった一脚がこちらです。

デンマーク家具ならではの丁寧なものづくりに、思わず見惚れてしまう存在感。

1959年に〈No.77〉シリーズとして誕生して以来、時代を超えて愛され続ける名作チェア。

“名作”と呼ぶにふさわしい佇まいは、今見てもまったく色褪せません。

デザインを手がけたのは、創業者でもあるニールス・オットー・モラー。

デンマークデザイン黄金期を代表する巨匠のひとりです。

肉厚で質の高いチーク無垢材を贅沢に使用し、フレームに描かれる有機的な曲線は思わず見惚れてしまう美しさ。

さらに、きめ細かく仕上げられた木肌のなめらかな触り心地からは、熟練の職人技がしっかりと伝わってきます。

モラーだからこそ生み出せた、気品と温もりを併せ持つエレガントなフォルム。

静かに、けれど確かな存在感を放つ一脚です。

肉厚なバックレストから、角のない美しい曲線がそのまま脚先へと流れていくライン。

これを眺めているだけで、何杯でもいけてしまいそうです。（笑）

特に後ろ姿が本当に美しい。

テーブルに収めたままでも、その存在感はまったく隠れません。

どこに置いても、空間の空気を一段上へと引き上げてくれる。

上質で、洗練されたインテリアへとそっと昇華してくれそうな一脚です。

その美しいフレームを引き立てているのが、複雑で表情豊かなペーパーコードの編み目。

眺めているだけでも、思わず目を奪われてしまいます。

北欧家具にはペーパーコードチェアが数多く存在しますが、個人的にはこの手の込んだ編み方が、もうどストライクなんです。

高密度に編み込まれた座面は体重をバランスよく受け止めてくれるため、長時間座っていても驚くほど快適です。

デザイン性も、掛け心地も、どちらも一切の妥協なし。

正直なところ、数ある北欧ペーパーコードチェアの中でも「これが頂点なのでは？」と思ってしまうほどの完成度を誇る一脚です。