CIBONE
SANTA LUCIA CHAIR
1919年にドイツ・ワイマールの地で設立され、世界初となるモダニズムデザイン教育を行った" バウハウス Bauhaus "。
同校は、閉校するまで僅か10数年という短い期間の中で、世界屈指の巨匠建築家・デザイナーを多く輩出しており、モダンデザインの源流、ひいては現在の暮らしに決定的な影響を与えた存在としてあまりにも有名です。
今回は、そんなバウバウスで学び、建築家、プロダクトデザイナーとして幅広く活躍した " ハーバート・ヒルヒエ Herbert Hirche " による一点「サンタルチアチェア SANTA LUCIA CHAIR」のご紹介。
数あるデザイン家具の中でも一目置かれる一点を、是非ご覧になっていってください。
暮らしに溶け込む、バウハウスデザイン。
「サンタルチアチェア SANTA LUCIA CHAIR」は、1969年、氏がイタリア料理店の内装を手掛けた際にデザインされた一脚。
すっきりとした造形のスチールフレームに、ラタン素材が織りなすシンプル&ナチュラルな佇まいが心地よく、脚部のブラックカラーがアクセントとして効かせられる事で、軽やかな中にも空間をぐっと引き締めるような高級感、エレガントな雰囲気をも醸し出しています。
何より特筆すべきは、その快適な掛け心地です。
シートは背座共に、縁取りを除く全てがラタンのみで製作されており、自然素材ならではのテンション感を最大限に活かした構造。
シート裏にはラタン織りによる支えが格子状に施される事で、ラバー素材では得られない素朴なクッション感が与えられており、使い手に新鮮味あるひと時を運んでくれます。
また、バックシートの造形にも卓越したデザインが施され、着座すると縁取りのラインが丁度使い手の腕にフィット。ハーフ・アームチェアと同等の安定感があり、とても快適です。
着座の際はゆったりとしながらも、アームが無い分、時々思うままに身を振り向かせてみたり、席を立って移動する際もスムーズです。
多少手狭な場所でもしっかり寛ぐ事ができるので、ダイニングシーンにぴったりのチェアとなっております。
シンプルな姿からは想像しきれない快適性は、まさにバウハウスが提唱する "少ない事は、豊かなこと"という信条を見事に実現したものと言えるでしょう。
また伝統的な職人業による製法が積極的に取り入れられた設計からは、氏が持つ豊かな視点、家具に対する拘りを感じ取る事ができます。
「サンタルチアチェア SANTA LUCIA CHAIR」如何でしたでしょうか。
こちらは国内でも気鋭のセレクトショップとして知られる"シボネ CIBONE "によって国内で販売されていた一脚となっており、本物のバウハウスデザインをお使いの空間に気軽に取り入れて頂けます。
親しみやすいルックスなので、ホームユースから店舗用インテリアとして幅広くお使い頂ける点も魅力的です。
始めてのデザイン家具をご検討の方にもお勧めの一点となっております。是非この機会にご検討くださいませ。