ASKO
Harlekiini Rocking chair
ゆったりと寛ぎのひと時をもたらしてくれる「ロッキングチェア」。
ソファやリクライニングチェアには無い ゆらゆらと体重を預けられる座り心地。そしてお部屋の中でも目を惹く主役級の存在感。
本日はそんなロッキングチェアの中でも、北欧フィンランドの名門 "アスコ ASKO" が手掛けた とっておきの一脚をご紹介致します。
ここだけの世界へ
ふんわりと優しく、しかし活き活きと弾むような佇まい。
優美な立体感を奏でるフレームに、背座一体のシートが頭の先から下へかけて その厚みを増しながら一体となってゆきます。
その可愛らしいルックスだけでも一目ぼれしてしまいそうな一脚。
ミニマルなのに心地よいデザインは、北欧に流れる空気感をそのまま運んできてくれるかのようです。
フィンランドを代表するデザイナー "イルマリタピオヴァーラ" の作品等も手掛けてきた事で知られる ASKO。
特に成型合板 "プライウッド" を生産する技術力の高さは世界でも随一のものとして有名で、デザインへの拘り、熟練の職人による丁寧な作りが世界的な評価を博してきました。
こちらのデザインを手掛けた"Markku Pakkanen"についての情報は、日本では得られないようですが、主にフィンランドを拠点に家具等のプロダクトを手掛けているようです。
よりフィンランドの暮らしに近い空気感を纏った一脚、私はこのチェアを見てそのように強く感じました。
驚くべきは、その作りの良さ、そしてなんと言ってもその座り心地の良さにあります。
まず作りについて、遠目から一見して優しい風合いの無垢材が使われているものと思っていましたが、とんでもありませんでした。
使われているのは 今までに見た事のない程に極厚仕様のプライウッド。
脚部の接地面で最大5cmもの厚みがあり、更に曲げ木を施しながらも丁寧な削り出しを行う事で人の身体に馴染み、そして非常に充実感のある仕上がりとなっています。
そして是非お試しいただきたい、このチェアならではの座り心地。
心地よいカタチ、その完成度はルックスとしても勿論そうなのですが、実際に座ってみた時のフィット感は 別格と言える心地よさがあります。
ポイントは、シート背もたれの部分。
腰から下の部分はしっかりと身体を支えながらも、そこから上部は "フレームにシート生地を張る"という設計になっており、ふんわりと、しかしハリのある絶妙な柔らかさが加わります。
強度のあるフレームだからこそ叶う設計。なかなか綴り切る事が叶いませんが、シートのカタチ自体が高級ラウンジチェア並みの完成度なのに、半ハンモックのような構造。
更にロッキング仕様により "座る瞬間" に至るまで身体に負担が掛からず、座った後も身体の僅かな動き、身体の重心に合わせてゆらゆらとリクライニングしていく感触。
全てが非常にバランス良く備わった一脚、しかも思うよりずっと軽量で、運ぶのも苦労しません!・・ちょっとズルいと思いませんか?
アームに手を乗せてみた時の身体全体の収まり具合は、そのまま安心した気持ちで眠りにつける程。
このチェアだけが持っている世界に入り込むような感覚は、もはや座り心地ではなく「居心地」と言っても差し支えないでしょう。
ホームユースには勿論、別荘用のチェアとしても大変お勧めで、一度ご友人にも座らせてあげたくなるような、そんな一脚となっております。
国内の中古市場でもなかなか見かけない貴重なアイテムとなっておりますので、是非この機会にご検討くださいませ。